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ヤスブンのワイン宝探し企画で
シャトーマルゴーが当たった!

2017年は勝ち越し決定、ということで。

皆さん、よいお年を~♪
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今年もあと少し。
恒例の
僕の周りの10大ニュースを記そうか。
記載順は、重要度に関係はないのであしからず。

まずはこれ。
☆『娘、応援団長務める。将来の夢は青年海外協力隊。』
6年生になった娘。
運動会の白組の応援団長になった。
堂々とそれを務め、
見ていた僕も、たいがい親ばかだろうけど
ほれぼれするような佇まいだった。
凛とした姿は本当に格好良かったよ。
そんな娘の将来の夢は、
青年海外協力隊だという。
とにかくいろんな世界があるんだという
それを見つめに行くには
とても良い制度だ。
行けるといいね。

☆『妻、教授に内定』
家族ネタ、もうひとつ。
国際開発学会の常任理事を務める妻。
日本福祉大学の研究科長を務める妻。
いよいよ教授に昇進するらしい。
ひとつの区切りだね~。
彼女の大学院時代から知っているだけに
その苦労と道のりにしみじみするね。
どんどんえらくなっちゃうねぇ~。
憧れた道にまい進するその姿は
やはり眩しいなぁ。
あとは社会に問うような単著、
期待しています。

☆『JICA基金でフィールドトリップ』
昨年、インドネシアの実習生OBたちと
勉強会の団体を立ち上げ、
JICA基金の採択事業となった。
今年は、僕も参加して
卒業生たちと一緒に
東ジャワのリンゴ生産組合を見学した。
こんなことが可能なんだって
ずーっとアドレナリンが出っ放しだった。
農業をして国際協力をするんだ!と
叫んできたが
どういう未来形も見えていなかった。
そりゃそーだ。
こうしたいっていうのはぼんやり合ったけど
それを実際に作り上げていくのは、
実習生OBたちなんだから。
来年はこの流れで、僕らは新規事業を
起こそうかと思っているが、
これはまだ内緒。

☆『農園の優秀なスタッフたち』
農園は毎年、忙しさを増していく。
それは農園を切り盛りする
優秀なスタッフやパートさん達が増えたから。
年末最終日のベビーリーフは、ついに
140㎏収穫を収穫して出荷した。
出荷量の記録更新である。
出荷先も増えている。
それは細かい仕事に対応できるようになったことと
労働力のマネジメントが順調にいっていること
そして僕らの生産体制を
お客さんが信頼してくれているからだろう。
夏には、ちょっと疲れが溜まってきたころに
スタッフから『徹さんが一番下手です』と
社長の僕が
収穫についてダメ出しを受けるまでになった。
個人的には傷つくけど
この言葉が出るくらいまでに
彼らが成長したことを喜びたい。
まだまだ僕らは成長していくだろう。

☆『語学!イマンN3級 もっちゃんD級』
技能実習生を受けいれて10年。
日本語能力試験に
これまで実習生たちは何度も挑戦してきたが
なかなかN3級は通らなかった。
それが今年、イマンがついに合格!
2年生の一時やる気をなくして語学教室に
通わなくなったのだが、
話し合いを通じて再びやる気になって
見事に合格!素晴らしいの一言。

スタッフの坂本は
インドネシアへ協力隊派遣を目指して
インドネシア語の勉強を自主的に行っている。
初めて触れる言語で、基礎的に学んだことが無かったが
独学でなんとかD級に合格した。
C級もチャレンジしたのだが
惜しくも10点ほど足りず不合格。
それでも快挙といえるだろう。
こういう挑戦が
農園の活気にもつながっている。

☆『すーちゃん、インドネシア赴任』
青年海外協力隊として
スタッフの立崎がインドネシアに赴任した。
有給休職の現職参加で
農園が技能実習生を
受け入れている農業高校への赴任。
彼女の1年のインドネシア留学経験があり、
とにかくこれまでの協力隊スキームではなかったような
新しい派遣のカタチにしたいと僕らは思っている。
これを一歩として
インドネシアの農業教育にも
僕らは切り込んでいくつもりだ。

☆『PTA母親代表を務める』
僕の妻は愛知へ単身赴任。
だのに、くじ引きで妻にPTA執行部の
母親代表があたった。
とうぜん、福井に居ないのだから
そんな役は出来ないのだが
それでも誰も助け舟を出さないのが
この集落の特徴。
この村に対して
文句はいっぱいあるし、腹立つことばかりだけど
そんなことは言ってられない。
いいじゃないか、男である僕が母親代表やってやろうじゃないの。
ってことで、今年母親代表を1年務めた。
今まで母親だけがやってきた活動なので
ブラックボックス化しているそこに
僕なりに光を当ててみようと思った。
結果、男性でも女性でも別にセクシャル的な差異が
必要な役ではなかったし
これを母親だけに押し付けていたのか!というような
かなり過酷な作業があることも分かった。
中には、お前のように男性が母親代表をすると
市や県のPTA連の女性役の枠に支障があると
頓珍漢な批判をする人もいた。
女性枠自体がナンセンスじゃねーか!おい!
この経験をもう少し発信できたらと思うが
受け入れてもらえないかもなぁ。
ま、次の執行部への引継ぎだけはするけどね。
とにかく、面白い経験をしたし
やっぱり、こういう風にはみ出してみると
社会の頓珍漢な問題が良く見えるね。
勉強になった。

☆『青壮年部』
今年が、JA青壮年部の部長最後の年。
で、結果から言えば昨年よりも動けなかった。
事務局が変わり
こちらの指示がまったく通らない1年に
とにかく苦労した。
僕らはどうしても普段の営農に追われて
なかなか事務的な連絡業務に手が回せない。
だから、JAの担当者に
事務的な連絡のお願いをするのだけど
それがどうにも出来ない。
そういう人も居るんだ、というのが勉強になったな。
かつて協力隊の時に
カウンターパートのモティベーションで悩んだが
それどころじゃないくらいモティベーションが無いし
あくまでもボランティアの活動なので
事務局への干渉もなかなか難しいところだった。
部員もただ名前を連ねている人ばかりだし
事務局もこうなら
僕ら有志が奮闘しても
うまくいかないよな。
組織の在り方に疑問を持った1年だったね。
この組織、うまくないなぁ。
ま、またこれはどっかに書こうっと。

☆『俳句』
2年目に突入した趣味の俳句、
とにかく、はまっている。
もうこの俳句が生活の中心だと言っても良いくらいに。
やることが多すぎるのに
さらに趣味の俳句は手を抜かず
寝食を忘れてのめり込んでいる。
ちょっと異常かもな。
その甲斐があって
今年は小さな賞や夏井いつき組長の「天」を
いただいたりした年だった。
でもそんなことは些細なことで
今僕が見つめている
農業や外国人労働者やムラやイエや
地域や学校との関わりや
高齢化と過疎の生み出す闇や
JAや地域行政や各種組織の問題や
環境や社会や政治や
そんなすべてを
僕は17音に記録したい。
檄文なんて100万回発信しても
きっと何の力にもならないけど
夏井組長の言う俳句100年計画の中に
僕なりのこの場所の問題を盛り込んだ
100年計画を進めていきたいと思っている。
だから、この福井でこの冬、
若手の俳句集団を作った。
まだまだそんな崇高な問題を扱うわけじゃないけど
地方で生きる若い人たちの
自分たちの心情を17音に乗せて
発信したいって思う。

僕らに足りないのは
自分たちでも気付いていない
自分たちの気持ちがあるってことと
それを発信する手段ってこと。
だから、もう少し
激務の中でも
俳句の深度を深めていきたい。


と、まぁ、こんな1年でした。
毎年、だんだん重くなる。
そんな感じ。


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仕事が忙しいと
むしょうに何か書きたくなる。
たぶん農業という作業がずーっと続くことに
僕の脳が悲鳴をあげるんだと思う。
あっ、この生業が嫌いじゃないからね。

で、
ここ最近俳句にどっぷりとはまっている。
農業の深度が増せば増すほど
この俳句への欲求と言うか
そういう頭の使い方を
自分が欲していることに気が付く。

今月の雪解の結社誌で
3句入選をし、主催の佳句選にも入った。
通っている句会の先生からも
激励のお手紙やお電話をいただき
至極ご満悦。
大型新人だって、ふふふ。
そのフレーズ、ここ20年聞きっぱなしだけど
その枠から抜けたこととないなぁ、農業でもね。

さて、それはさておき。
人が何かに才能があると思う時、
僕はそれは反射だと思う。
才能とは
その分野での自分のレスポンスが
直感を頼りに反射しても
遠からずのレスポンスが出来てきてくることだろう。
何度も繰り返し体や頭に叩き込むことで
そのことに関して経験則ができあがり
シノプスが発達し、反射的に
正解に近いものを創造できるようになること、
それが才能だろう。
だから、誰しも土台に違いはあれど
才能は作られていくのだと僕は確信している。

だとしたら、そこから何かイノベーションは
生まれるのか?と思うだろうね。
うん、生まれるだな、これが。
反射をさらにすごいスピードで行い
さらに熟達すると
その反応の狭間で
境界の存在に気が付くはずだ。
その境界の外側が
新しい何かになる。
もちろん、その境界なんて
そんなに気が付くわけでもないし
そうそう見えるものじゃないだろうけど
それに僕自身、その辺りはまだ自信が無いけど
たぶん、そういうモノがあるはずだ。
たまにその境界に近い辺りを
うろうろとすることがあるから。
あ、それは俳句ではまだまだだけどね。

インドネシアの実習生を
鍛えているのは
その反射を身につけるためでもある。
思考のゲームのような議論は
何の役に立つのだ?と思う方もいるだろうね。
でもその先に
地域リーダーになるべく
社会を読み解く、社会にインパクトを作り出すための
才能を身につける練習だと、
そしてそれは僕自身にも
至極必要な訓練でだと思ってやっている。


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次は、ダニ。
良い奴なんだけど
いまいち勉強の仕方が解らないというのが彼。
これが解るようにするのが
僕の指導目的でもある。

今回のダニ。
お茶栽培が盛んな地域なので
その問題に切り込んでみたようだ。
そっれはお茶の苗の入手が難しいというもの。
お茶畑を作る時にネックになることに
大量のお茶の苗をそろえることが難しいという。
お茶畑を準備するときは
一本二本といった数ではなく
数千本単位でスタートするのが普通なので
急にこの数を揃えようとすると
ダニの地域では結構大変だという。

ま、その事情は考察に値するし
話としては興味深い。
ただ彼の今月の研究は
お茶の苗の作り方だけに終始してしまっていて
しかもそれはどうみてもネットからのコピペでしかない。
彼曰くお茶の苗づくりを勉強して
お茶の苗の供給をビジネスにしたいという。
なるほど。
でもね、君くらいが考え付くことを
どうして同地区で誰もこれまでやってなかったんだと思う?
君が天才で
君しか思いつかないアイディアならそれでいいけど、
僕にはどうもそうは思えない。失礼かもしれないけど。

いいかい、ダニ。
そのやり方や方法を勉強するんじゃない。
そんなのあんまりたいしたことないっていうと怒られるけど
今の君にはそれはそれよりも必要なことがある。
それは、
なんでそんな社会になっているのかを
疑問に思う自分を作ることだ。
みんな苗が無いことで困っているのに
なぜ苗の供給サービスが地元では無いのだろうかって
その部分に関心を持つべきなんだよ。
行為能力は
その認識を今までと違う質で持つことが出来たら
一気に伸びていくんだよ。
知ってた?

君は真面目だ。
でも不器用だ。
だからこそ
考える力を身につけてほしいと思う。
まだまだ厳しくいくから
覚悟しろよ!



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月間レポートの記録。
次はデデについて書こう。
デデはちょっと停滞気味。
2年生はどうしても少し停滞する。
というか、面白いのは農繁期ほど
みんな一所懸命勉強するのだけど
農閑期は全体的に緩む。

彼は今、3年生の卒業研究で悩んでいる。
施肥の勉強をしたいと思っているのだが、
どのような勉強をしたいのかがいまいち見えてこない。
効果的な施肥とは?と彼はいうのだけど
施肥がその作物にどのような影響を与えているかを
抽出することは、実は至極むずかしいのだ。
農学系の論文でそういうものはたくさん出ているのだけど
抽出することに熱心になりすぎて
実際の圃場で使えないというかあんまり効果のない理論もある。
農家にとって作物の生理学的な解明は必要ではなく
それぞれの圃場の状況が違う中で、
コスト計算と出荷持続か狙った需要期に合わせて
きちっと量を出荷できるような
施肥設計となると、たぶん農学では答えられないような
気もしている。
(もしそんなことは可能だという方が居られましたら、教えてくださいませ。)
だって、畝1つ違うだけで
テロワールって言葉が生まれるくらい
植物の生育環境は違うんだからね。

だからといって
施肥は無視していいとはならない。
実は、デデ以外にもこういうことを研究したいって子は
今までも居た。
でも、僕はそれは無理だといって受け付けなかった。
で、今回。
やはり無視していてはいけない、
ここも僕らは切り込んでみよう、と思い
彼の目指したい道に進んでみようと思っている。

だけど、どういう風に実験するのか。
またそれが、
また実際の農家にとって有益な実験となるには
どんなことを調べたらいいのか、
そこに頭を悩ます。
デデは単純に施肥の仕方について
それそれの違いを勉強して
それで発表としたいみたいだけど
それでは十分じゃないよね。
もっと今の農家が現場で困っている事
疑問に感じていることを
聞き取って
それを実験するようにしたい。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

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