約束の8月も半ばをすぎた。でも、何の動きも無い。
河川敷の耕作禁止地区の話。

強気で植えたごんぼも青々と茂り、7月に一度水がついたものの、元気に育っている。それに反して、部落の蔬菜組合の連中が立てた耕作禁止の境界線を表す杭は、傾いて元気が無い。8月までしか耕作できません、と言われていたが、8月に入っても何の動きも無い。いや、動きはあった。国土交通省ではなく、農民側に。

数日前、2つ隣の畑にうちの部落の農民が大根を播いていた。当然、そこも耕作禁止地区。それまで耕作禁止地区に作付けを行っていたのは、うちだけだったが、まわりで静観していた連中も、すこしずつだが作付けを再開している。こうやって、なし崩し的になっていく。

耕作禁止になったのは、以前も書いたが、今年の4月。そのときにはすでにごんぼを播くために、炭を入れたり肥料を入れたりして準備をしてしまっていたので、うちは強行策で作付けを続行した。部落の蔬菜組合の反発もあったが、どうせその連中も自分たちの利害には直接絡まないのだから、根回しで反発はなんとか回避してきた。

河川敷の土地はとても肥えている。特に根菜類には最適の土地。2つ隣の畑で耕作を再開した農民も、大根の播種が近づいてきたこの時期、うちの畑が文句を言われないのを考慮して、作付けをしたのだろう。

以前、インドネシアでお誘いを受けた仕事では、国立自然公園の境界を越えて作付けを行う農民に、それを如何にやめさせるか、という内容だったが、皮肉なことにいま自分がしていることは、その正反対のことなのだ。だからなのか、今やっていることがすごく面白い。この後、もし国土交通省のアクションがあれば、よくよく観察してやろう。どういう行動にでてくるのか、ははは、本当に楽しみだ。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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