この前の土曜日、
JA青壮年部の「青年の主張」に参加した。
地区ごとに持ち回りで、発表者をたてる順番があり、
今年はうちの地区が、何かしらの発表をしなければいけなかった。
そこで、僕に白羽の矢が立ったのである。

この手の発表は嫌いじゃない。
だからと言って、好きでもないが
あの緊張感が、たまらない時がある。
実は、大勢の人の前で話すのは苦手だった。
もともと緊張する性質で、大勢の人の前に立つと足や手は震えるし
小学校の頃はどもりもあったので
それがトラウマになってか、苦手だった。
ただいつごろからかは忘れたが、
がちがちに緊張している自分を、
自分で眺めるのが楽しくなってきてからは、
この手の発表は苦手ではなくなった。

青年の主張で話したことは、
地域を作る「場」の存在と
風土の話。
この日記にずーっと付き合ってくれている人ならば
それだけで何を話したかは、解ってもらえると思う。
僕が留学から戻り、
生産性をあげるよりも、
人が地域に埋め込まれていく場を作ろう、としていることや、
僕らの地域性を風土という言葉で
風の人と土の人の話から
僕が思うことを主張してきた。

普段、そんなことを考えていても、
そんな話をする機会なんてなかなかない。
そんな話を唐突もなくすれば、場が白むか皆引いてしまう。
だからこそ、こういう場で話せた機会は貴重だった。
発表コンペに勝ち上がることよりも
僕としては、
こんなバカげたことをくそまじめに話す、その機会が
とても大事だった。
僕にとっては、ある意味「所信表明」の場だった。

昨年は、ありがたいことに
東京でのシンポジウムに2回パネラーとして登壇し
こういう話をすることができた。
あれもある意味「所信表明」だったのだが、
それよりも今回の場の方が、ずっと意味があると思う。
なぜなら、普段、顔を合わせる仲間たちに
僕が思っている馬鹿げたことを
くそまじめに話す機会を得ることができたからである。

その日、発表コンペで最優秀賞というおまけまで頂いて
仲間で日時が変わるまで飲んだ。
農業の先輩から
「風土の風の土の話は面白かった。田谷くんは土だろうけど、風でもあるね」と
言ってもらえたのが、今でも僕の中でこだましている。
その言葉があまりに嬉しくて、
その日、僕はついつい飲みすぎて、どうやって帰って寝たのか
覚えていないほど、正体を失ってしまった。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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