保育園の体験田んぼ。
今日は田植えの日。
主宰は、若手農業者クラブである
高志みどりクラブの面々とゆきんこ共同保育園の保育士さんたち。
クラブ員の田んぼの一部を借りての体験田植え。

当初予定していた参加者は140人以上だったのだが
先週の日曜日が雨で、この時期に開催される地区の体育祭が
今週の日曜日に延期になった地区もあり、
田植えに参加できない家族も少しあった。それでも
100人前後の人が集まった。

小さい子は2歳の子までも田んぼに入って
その初めての感触に不安な面持ちではあったが、
それでも少しずつ苗を植えていた。
主力はやはり年長さんと小学生のOB達。
こちらから植え方をある程度指示すると、
あとは自分たちのペースで黙々と植えてくれた。
やんちゃな男の子たちは、途中から泥を投げ合ったり
相手を田んぼに押し倒したりと、思い存分田んぼを楽しんでいた。
ある子は、途中から田んぼに座り込み、
黙々と掘り始めたので、さすがにそれは止めてもらった。

感動的だったのは、少しハンディを負った子。
母親に連れられて田んぼに入って、ゆっくりとだが植えていく。
とても最後までは植えきれないだろうと思って見ていたのだが、
何度か立ち止りはしたものの、
最後まで植えきった姿は、すばらしかった。

総じてそうだったのだが、
素足で入る田んぼは、小さい子供にとっては
なかなか大変だったようなのだが、
どこの家庭も、途中で投げ出させず、
ある程度、最後まで植えるように子供を激励していた。
何でも最後までやり遂げる。
その力と素晴らしさを子供に教えているようにも思えた。

我が子も参加していたのだが、
農家の子であるにもかかわらず、田んぼの泥の感触が嫌で
田んぼに入って10分としないうちにドロップアウト。
保育士さんは、
大丈夫だよ~、と何度も声をかけてくれたのだが、
一度くじけてしまった気持ちは、なかなか回復はしない。
出来ないと思い込むことは、
それだけで可能性の芽を摘んでしまうこともあるようだ。
それだけに、子供に何かをやり遂げさせることの大切さを
親として学んだ。

田んぼの体験は、子供たちや親にいろんなことを教えてくれる。
田んぼの作り方や稲が実際に育っていく様はもちろんのこと、
それ以外にも、それを通じて五感をフルに働かせて
自然と土と感じ取る力を養ってくれる。
そして、手植えの体験なんて現代の農業とは切り離されてしまった
いわゆるイベント的な農作業だと批判することは簡単だが
その少々厳しい作業の中に、
やり遂げる力と自信と満足感を与えてくれるのだ。
それらは、子供や親の成長には欠かせない
とても大切な要素なんだろうと思えた。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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