04 12
2010

今、僕が直売所に出しているある野菜が、よく売れている。
びっくりするくらいの量が、1日で売り切れてしまうのだ。
決して安売りしているわけじゃない。
他に比べたら、2倍くらいの値段で売っているにもかかわらずだ。
(僕は安売りは趣味じゃないのでやらない)

実はその野菜は、昨年からの取り組みだったのだが、
昨年は、大惨敗。
ほとんど売れずに、直売所で大量に廃棄された野菜。
なのに、今年は飛ぶように売れている。
なんで?

いろいろな理由が考えられるが、
昨年と今年とで大きな違いは、その野菜につけるラベルを変えたこと。
直売所に出している僕の野菜は、
すべてオリジナルのラベルを付けるようにしている。
それは直売所に来る客が、
生産者名で買う傾向がある、と人から聞いてのことだ。
僕の野菜だ、とひと目でわかるようにしておけば
それだけ売れるだろうと思って、オリジナルのラベルを自作して付けている。
ただ、今年からびっくりするくらい売れているその野菜には、
昨年もオリジナルラベルを付けていた。
が、あまり売れなかった。

そこで、今年はラベルを変えてみた。
大きくは変えずに、ただ商品名の冠に「春」という文字を使ってみた。
色もピンク色や淡い色を主体に作ってみた。
妻が、そうしろ、というのでそうしたのだが、
ただそれだけで、驚くくらい売れるようになった。
妻曰く
「主婦は毎日の食卓をどうするかで頭を悩ましている。そしてマンネリになっている食卓をどうかしたいとも思っている。だから、季節を感じられるものがあれば、必ず手に取る」
とのこと。
確か、妻は文化人類学を教えることで職を得ているのだが、
彼女のアドバイスで、飛ぶように売れるようになった商品が
他にもあることを考えれば、
どうも彼女は、自分の専門の道を間違えているんじゃないか、と
僕なんかは思ったりもするのだ。

まぁ、いずれにせよ、
ラベルを変えただけで、野菜がよく売れることが分かった。
ラベルの力、侮ることなかれ。
この小さなスペースが、野菜のイメージを作る一助になっているのだから。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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