若手農業者クラブの総会があった。
僕は仕事の関係上、出席ができなかったのだが
担当の普及員から
「来年度(22年度)も、クラブで食農活動を続けていくことになった」
と電話で知らされて、一瞬わが耳を疑った。

2008年(平成20年)に始めた体験田んぼで
僕を含めて、コアなクラブ員には、
何かを皆で一緒にやることの楽しさと大切さを共感できた。
準備や実行段階では、各自それぞれが自分の農業の忙しさの中で
時間をやりくりし、それでもその活動に参加することに
それぞれが意義を感じていた。

いろんな状況下で始めた食農活動だったのだが
2009年は、次に会長をした、僕の中学時代の先輩にあたる人が
「やりたい!」と強く意思表示をしたので、
僕らも「やろう!」と盛り上がって、勢いでその年の活動をやっていたような気がする。

この間、2008年の活動で
福井県大会、北陸大会と若手農業者クラブの発表コンペを勝ち上がり
今月の上旬、全国大会で発表するという栄誉もついてきた。

僕の中では、その時点でひと区切りついていたし
クラブ員の様子を見ていても、今年はやらないだろうな、と僕には見えていた。
しかし、ふたを開けてみると
今年会長をする奴が
「今年もやる」と言うではないか。

彼は、全国大会まで2008年の発表をしてくれた人で
勝ち上がるたびに、一回りずつ成長していくような感じだった。
全国大会では、賞こそはとれなかったものの
発表後の審査員のコメントに
「素晴らしい活動をしていますね。私も農業者として30年以上食農活動を続けてきましたが、こういう活動は続けていくことに意味があると思います。主宰する側も参加する側も大きく成長する活動ですので、是非、これからも続けていってください」
と激励を受けた。

僕はそのコメントに感動したのだが
どうやらその彼も、そのコメントが大きかったようだ。
「そう言われてうれしかったです」と
人伝にだが、今年も食農活動を続けようと思うきっかけになったと聞いた。

そして、もう1つ驚いたことに
今年の秋に行われる発表コンペでは、
この食農活動では参加しないというのだ。

発表のための活動というわけではないのだが、
皆のモティベーションを上げるために、僕はこの発表コンペで上に勝ち上がることを
常に意識してきた。
周りから、外部から評価されることもまた大切なのだ。
だから、2008年の発表は、そのために是が非でも全国まで行きたい、と思い
無い知恵を絞って、皆で作り上げ、全国まで行くことができた。

2009年の発表でも、
福井県大会ではなく、北陸大会を意識して
発表者のプレゼンをみんなで手直しした。
だが、2009年の発表は惜しくも福井県大会で2位となり
北陸大会へは勝ち上がれなかったのだが。。。

そういうこともあったので
今年はみんなのモティベーションはどうかと思っていたのだが
なんてことはない、
そんな仕掛けなんてもう必要なかったのである。

どこの保育園とやるかはまだ決まっていない。
が、今年も僕らは食農活動をやることだけは決まった。
感動を共感できる友人たちに囲まれる会は、
参加していても楽しい。
青年海外協力隊から帰国して、ずーっと感じてきた孤立感は
今はもうどこにも感じないのである。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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