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2月に入って、ショックなことが一つ。
それはH君が昨年の暮れに受けた日本語能力試験3級が
不合格だったこと。

外国人向けの日本語テストで、数年日本で暮らして居れば
3級くらいは取れると聞いていたので、
今回のテストは、彼のがんばりに任せていた。
周りの研修生たちも3級はとるらしく、
ましてや、H君の場合、毎週日本語を教えるプロにお願いしているので
まず、大丈夫だろうと思っていた。

だが、結果は不合格。
僕の農業研修では、座学は全部インドネシア語で行っているし
実習でも、解らないことや、やや難解なことはインドネシア語で話しているので
その点で、彼らは日本語学習が甘かったのかもしれない。
また僕も日本語の先生にお願いするばかりで
自分では日本語を彼らに教えようとはしていなかった。
まぁ、僕がどれくらい日本語を教えるのに不適当なのかは
すでに5年の在インドネシア経験で、自分ではよくわかってはいるのだが。

ただ、このままにしておいては
研修の最終目標の一つである、
日本語能力試験2級合格は危ぶまれる。
(2級資格があれば、インドネシアで日本語を教えることができるらしい)

日本語が出来なくても、うちでの農業研修にはあまり差し障りがないのだが
入ってくる情報量を考えれば、やはり日本語は自由に操れた方が良い。
それに帰国後、農業を主体としてやっていってもらう予定で
ここに来てもらってはいるが、人生なにがあるかは分からない。
万事塞翁が馬で、
ここで学んだことよりも、日本語が使えることが幸いするかもしれないのだ。
(少なくとも災いになることはないだろう)

そこで、僕も重い腰を上げ、
日本語を座学でやることにした。
ただ、「語学はただひたすら暗記である」、
と信じて、インドネシア語を習得した僕には、
「語学は人から教わるものじゃない」
と思っている僕には、懇切丁寧に教えてあげるのは不可能に近い。
なので、定期的に日本語能力試験の過去問で
試験をすることにした。

さっそく先日2日かけてテストをしたのだが
テストの結果、研修生のH君もイル君も
文法の中でも助詞、つまり「てにをは」が全然ダメと言うことが分かった。
それの勉強は、個々でやってもらうしかないが
(なぜなら、助詞は活用法をとにかく多く覚えれば自然に解る、というのが僕の考えだから)
定期的に試験をして、自分の弱点を明確にしようと思う。
あとテストと言うものは、「慣れ」が大切でもあるのだ。

ちなみに一緒にテストをしたセネガルのI君は
4級のテストだったのだが(イル君も4級)
ほとんど回答できなかった。
彼の場合、筆記で語学能力を測ること自体無理があるようにも思えるし
その必要性もあいまいなのだが、
とにかく基準が無ければ、昇給の時期が曖昧のままで
(日本語がある程度できれば昇給と言ってある)
さらには、それに向けての情熱も湧きあがって来ないだろうと思い
テストには参加してもらった。

もともと自国語でも読み書きができない彼は、
日本語のペーパー試験は随分と苦しそうだった。
彼にはもう少し、何か別の方法を考えなくてはいけないだろう。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

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