先週、火曜日から金曜日まで
インドネシアの留学生2名を農園で預かった。
地元の農林高校に交換留学出来ている留学生。
日本語がまだまだ上手ではないので、
なかなか日本の農業がどういうものなのかが見えてこないと言っていたが
今回の4日間の農園ステイで、実体験をもって解ったのではないのだろうか。
百聞は一見に如かず。
百見は体験に如かず。

最終日の金曜日に向けて、留学生に宿題を出していた。
それは、
「4日間を通じて、地元の農業とここの農業を比べて、良い点と悪い点を書きなさい」
というもの。
昨年の留学生を預かった時にも出したこの宿題。
なかなか、僕の農園の欠点というか悪い点を探し出すのは難しいようで
1人の発表は、昨年の子と同様、
「日本の農業や技術は、生産性も高くて素晴らしいです。」
この前の授業をさっぱり理解していない様子だった。
妻の心配が当たったわけなのだが、
それでももう1人の子は、
「畑で仕事をしている人が少なくて、お年寄りの方ばかり」
と答えてくれた。
きれいに整備された農地と機械が揃っているのに
農業をする若い人がいない、ことにその子は驚いたらしい。

インドネシアでも、若者の農業離れがあるという。
それは厳しい労働環境と生産性の低さからくるんだと
その子は言っていた。
だから、その子は
「機械化が進んで高い農業技術で農業をすれば、若い人が農業に戻ってくる」
と信じていたようだった。
だが、その進んだ技術と高度に機械化された日本の農業は
ある意味、彼ら彼女らの目指すべき1つの農業の形だと思っていた日本の農業は
同じように、いや、より年寄りだけによる農業になっていたのである。
僕はこれに対して答えを提供はしない。
後は、その子がその子なりに地元で考えればいい。

こうして留学生の4日間の農村実習は終わった。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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