またまたまたまたたま(?)またまた来客あり。
今度は妻の師匠と大学の同じ研究室だった先輩夫婦と後輩夫婦。
みなさん、インドネシア研究がご専門で
妻のお客さんながら、不躾な僕の質問や要望にも丁寧に応えてくれた。

お客さんとの夕食会の時
妻の師匠から、
「田谷さんは、今のインドネシア・ジャワの農業で何が問題だと感じていますか 」
と問われ、どぎまぎしてしまったのだが、
小農にとって耕作権が確立していないこと、
バーゲニングパワーを持ち合わせていないこと、
などを挙げた。

国家レベルでの制度の話には、不勉強であり、また苦手でもあるので
それらの実現にどのような政策や法律が必要で、
かつ実際にすでにある法令で実施不可能な点などは議論しても
僕には到底手に余ってしまうのだが、
ミクロなレベルで、農家と対等に商売をしようという商人の資質を備えた
研修生を多くここで育ててみたい、という旨は話した。

さすがにインドネシアに詳しい方々ばかりで
また人類学の研究者の方々だけあって
ジャワの文化的な配慮や
プサントレン(イスラム神学校)の農業普及事例や
コミュニティFMの事例などを紹介してくれ
とても勉強になった。
僕はどちらかというとFarmer to Farmerの知識伝達を
その体験やインドネシアでの経験から少し否定的に見ていたのだが
スンダ文化の意識の中では、それほど否定的なものではないのかもしれないと
その議論の必要性を強く感じることができた。

人類学の人々はいつもそうなのだ。
僕が考えている前提のものを意識的にか、それとも無意識的にか、
僕には解らないのだが、
いつも問いただしてくれる。
だから、質問を受けているうちに、自分もその前提となっているものの
危うさに気が付いたりもする。

議論が必要だということが解っただけでも
とても有意義な時間だった。
インドネシアにいるかつての学友や先生に、
これらの議論を吹っ掛けてみようかと今、思い付いているところである。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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