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今年もインドネシアから留学生がやってきた。
福井農林高校とタンジュンサリ農業高校の友好提携によって行われている
交換留学プログラムの留学生である。
彼ら彼女らが来ると、その期間だけは僕も
「通訳」
というお仕事をすることになる。

さて今回のインドネシアからの一団。
留学生とその引率の先生だけではなく、
インドネシアの農水省のお偉い役人や
インドネシアのあちこちの農業高校の校長先生など
計5名も一緒に来福した。

事前にタンジュンサリ農業高校の校長先生からは
「友好提携に関わる資金を、一部農水省の予算で出してもらっているので、交換留学プログラムとタヤのところで受け入れてもらっている研修事業の組み合わせを一つのモデルケースとして紹介したい」
と説明があった。
なので、農水省のお役人や他の農業高校の校長先生は
その視察に来ているものだとばかり思っていた。
だが、思惑はそれだけではなかった。

今回、お偉い役人や校長先生がたくさん見えられるということで
普段は行わない県への“表敬訪問”を行うことにした。
表敬した相手は、県の教育長。
ちょっとした雑談を交わすだけの予定だったのだが、
終了間際に、農水省の農業教育センター長であり、今回の訪問団の団長さんから
教育長に対して1つ申し出があった。

「わが国は、大きな5つの島からなっています。ジャワ島、スマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島、そしてイリアンです。福井農林高校とタンジュンサリ農業高校の交流はとても素晴らしく、研修事業も合わせて発展的だと私たちは評価しています。このような交流・協力を他の島の農業高校とも結んでほしく、その可能性を教育長にお尋ねします」
とノタマッタ。

要するに、タンジュンサリ農業高校だけでなく
他の農業高校からも交換留学生を受け入れてくれ、という話なのだ。
それに対して教育長が福井農林高校の校長に
「他の高校とも交流事業をするのですか?」と尋ねられ、
その答えは、当然だが、“NO”だった。
福井農林高校としてはあくまでもタンジュンサリ農業高校一本で行きたいらしい。
僕もその方がいいと思っている。
訪問団の団長さん曰く、
福井には農業高校が、福井農林高校以外に2校あるので、
その2校とインドネシアのどこかの農業高校が提携を結びたいとのことだった。
突然の話でもあったので
教育長としては、また検討しておきます、と答えるだけにとどまった。
まぁ、当然の答えだろう。

僕らの取り組みが一つのモデルケースになるのは光栄だし
インドネシア側からも注目浴びるのは、とてもうれしいのだが、
今後、このようなケースが他でも生まれるかどうかと言われると、
ちょっと難しいような気もしている。
みんながみんな、「とても良い取り組みだ」とは言うけどね。
あとは、農林高校の先生方のやる気一つだろうな。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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