東京から来客あり。
8月に国際協力機構(JICA)が主催する
「日本も元気にする海外ボランティア」というシンポジウムに
パネラーとして参加することになった。
今日はそのための取材。

仲間がいたからこそ、やってこられた活動の中で
自分にスポットが当たってしまうのは
なんとも居心地が悪く、
また活動の全容がぼやけてしまうのではないかと
危惧しながらの取材だった。

若手農業者クラブにおいても
福井農林高校との事業においても
僕は、それほど主たる役割を担っているわけではない。
強いて言えば、インドネシアの子を農業研修生として
受け入れている活動は、
まさに僕がやっていることなので、
これに関しては、僕が取材を受けることはやぶさかではない。

ただ他の活動は、僕が仲間の想いに共感する中で生まれてきたものもあり
また仲間がいなければ、僕だってそんな発想には立っていなかったものもある。
だから取材を受けるなら、みんなにスポットが当たってほしい
と、思ってしまうのである。

若手農業者クラブでの活動を取材した時に
取材班のインタビュワーが
「地域おこしをしてやろうと思って活動されているのですか? 」
と質問を受けた。
これを聞いた僕や仲間は、顔を見合わせ苦笑い。
何もそんな大きなスローガンを掲げて、活動しているわけじゃない。
仲間でやることが楽しいから、とか
活動してみるのもわるくないよな、とか
日々の暮らしの中での1つの楽しみ、といった具合にしか考えていなかったからだ。
別に地域おこしをやろうと思ってやっているわけじゃない。

僕は地域おこしをこう考えている。
僕らが、あれこれと活動をやっていく中で
その積み重なっていったものを後から振り返ってみたら
地域おこしだったのかもね、くらいなものなんじゃないだろうかと。

福井農林高校では、
異文化から学ぶことの多さを校長先生が熱く語ってくれた。
その想いを持った人に、僕は共感するから
その活動を僕なりに支えようと思っているにすぎない。

取材の最後に
「帰国された隊員の方々が、田谷さんのように地域おこしの活動をしていくにはどうしたらいいでしょうか?」と尋ねられた。
うーん。どうなんだろう。
日々の生活の中で共感することに対して
自分のできることをやる、
それ以外にはないんじゃないだろうか。
それを人は、かってに地域おこしだとか食農活動だとか
いろんな言葉のカテゴリにあてはめたがるのだが
そんな崇高なものじゃない。
だから娘の通う保育園が、増改築の必要性が出てきて
その資金1000万円を集めようとなった時に
僕は保育園の主旨に共感する形で、財務の役員を引き受けたのも
同じことなのである。

形になろうがなるまいが、とくに関係はないんだと思う。
共感したことに対して、自分ができることをやっていく。
協力隊に参加した時も
今思えば、そうだったような気がする。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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