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今日は7月7日。
七夕。
インドネシア研修生の2名とセネガル人スタッフのI君は
その七夕がしらないと言うので、
仕事の合間に、近くの竹やぶで笹をとってきて
みんなで願い事を書くことにした。

七夕が何かを彼らに日本語で伝えるのは至極難しい。
インドネシアの子ならば、僕がインドネシア語を使えばいいのだが
セネガルのI君には、日本語だけが僕と彼との共通語なので
彼にも解るように日本語で説明をした。

空の上に、ひこぼしとおりひめという神様がいて
1年に1回、7月7日の今日だけ、会ってデートをする。
二人の神様はとてもハッピーなので、
特別サービスで、みんなの願い事をかなえちゃおう、という日。
と、ものすごくざっくりとした説明をした。

1年に1回のビックチャンスに願い事をしない手はない、と
言うと、3人はそれぞれ短冊に願い事を書き始めた。
日本の神様だから、日本語じゃないと通じないからね、と念を押すと
それぞれが四苦八苦しながら、日本語で書き始めた。

1年以上日本にいるインドネシア研修生のH君は
「おかねがほしいです」
「車がほしいです」
「恋人がほしいです」
と、なんだかとても稚拙な願い事を3つ書いて、
しばらく考えて、4つ目に
「おかあさん、お米おねがいします」
と書いた。

うちの研修ではお米は無料で支給しており
それを僕の母が受け渡しているのだが、
H君に聞くと、その米が今朝で無くなったとのこと。
うーん、それは連絡事項であって、願い事ではない気もするのだが
まぁ、そのHくんの短冊の願い事は、すぐにかなうだろう。

セネガル人のI君は、最近子供が生まれたので
「こどもげんきおねがいします」
と書かれていた。
なんとも微笑ましい。
さらには、
「おくさん、げんきげんきおねがいします」
ともあった。
出産を経て、毎晩夜泣きの対応で疲れ果てている妻のことを気遣ってのことだろう。
げんきが2回も書かれていたのがよかった。
そして最後は
「おかねおねがいします」だった。
うーん、そんなにお金で困っているのか???

さて、今年4月から来たインドネシア研修生のイル君。
彼が書いた願い事はこうだった。
「おかねおねがいします」
「けいたいでんわほしいです」
「クラシックおんがくのCDがほしいです」。
お金や携帯電話というのは、他の二人とあまり変わらないのだが
3つ目のクラシックCDがほしいというのは意外だった。
そんな趣味があったのかと意外だったのだが、
後からH君に聞くと
「彼が勉強している日本語のテキストにそういう例題がありました」
とのこと。
ただ単にテキストの文章を書いただけなのか
それともクラシック音楽を聴く趣味があるのか
真意は分からないのだが、明日にでも手持ちのクラシック音楽のCDを
彼に貸そうと思う。

みんなのお願いごとを笹に飾ったのだが
実は、全員、「ね」の文字が「ぬ」になっていた。
だから、「おかね」は「おかぬ」だったし
「おねがいします」は「おぬがいします」となっていた。
これじゃ、願い事はひこぼしおりひめには届かないだろう。
それを近所の小学生(低学年の子たち)に見られて、
大爆笑されていたのは、余談である。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

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