世界の農業を学ぼう!
と、始めた協力隊OVによる各国事情と活動報告勉強会第2弾。
今回は、ボリビアへ行っていたWさんの話を
インドネシア研修生、セネガルのIくんとその奥さんで聞いた。

ボリビアは、高低差の富んだ国で、
3000メートルを超える山岳地帯、
その山裾に位置する比較的温暖な地帯、
そしてアマゾンの熱帯地帯に分かれている。
それぞれの場所で、作られる作物も違えば、主食も様々。
Wさんは、その中で、アマゾンの熱帯地域で
有機農業の指導を2年間されてきた。
耕起から自然農薬、堆肥まで、事細かに指導し
現地語でマニュアル作りもしていた。

現地の農業は、数千ヘクタールを超える大規模所有者による
近代的農業がおこなわれている反面
1ヘクタールに満たない零細農家も多く存在しているらしい。
Wさんのターゲットは、その零細農家。
しかも女性グループだった。
少しでも付加価値をということで有機農業の指導だった。

Wさんはボリビアの農業を
「粗放」と表現していた。
1人当たりの農地が多く、そのためか粗放的な農業になっているという。
種を播いたら、収穫まではあまり作業がないというのだ。
そのため、そういった「粗放」な農業に合わせて
地元で簡単に手に入る資材を利用した有機農業の確立が
大変だったと語ってくれた。

この話を聞きながら、セネガルのIくんは
「世界は広い」を連発していたのは余談。

講義後、
仕事をしながら、インドネシアの研修生の子たちとこの話をしていた。
直播の水田の話をWさんはしていたが、
インドネシア研修生も先日遊びに行く途中の福井のある集落で
大型機械による直播を見ていた。
「日本でも直播するんですね」とHくん。
農地が大規模にある場合は、その効率性を考えて
移植よりも直播を選ぶ場合も多い。
それだけとは限らないのだが、農地面積の所有が
その農民の農法に大きく影響を与えることは確かだろう。
面積が多くなれば、粗放になっていくだろうし、
小面積であれば、その内部に向かって複雑化していくのだろう。
SRIなどの稲の一本植え技術などは、
ボリビアの農地所有構造の中からは、まず生まれてこない発想と言っていいだろう。
有機農業もそういうベクトルの中にあるのだろうか。

次回は、6月21日(日)に勉強会を開催予定。
発表者はマダガスカルへ行っていた協力多OB。
さてどういった話をしてくれるのか楽しみである。

この勉強会に参加したいという方がいれば、お知らせください。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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