先日、開発業界の機関紙の取材を受けた。
のは、すでに日記に書いたか。
その時にインドネシア研修生のH君は、
日本の農業を「異なった」農業と表現したことも、すでに書いた。
しかし、もう一人の研修生イル君は、
まだそういう風にみえていない。
来たばかりだから、当り前か。

イル君に書いてもらった日本での農業研修目的に
「進んだ農業技術の習得」とあった。
これからイル君にとって、本格的に座学に入るのだが、
基本姿勢としては文化相対主義であり、
どこかの技術が特に優れているわけではないというための勉強である。
と書くと、進んだものを学ぶからこそ勉強なのでは?と思われる方もいるかもしれない。
しかし、僕の座学はそうじゃない。
それぞれの文化や農業や技術の「違い」に目を向け
その「違い」から、それぞれが持つ発展のダイナミズムを感じ取ろうという
野心を持って行っている。(がしかし、なかなか実が伴っていないのだが・・・)

その「違い」からの発見こそが、自分たちの農を意識することになり
その視点が考える農民へとつながるとも思っている。

さて今日は、僕の座学の基礎となる「農業の構造」の第一回目。
農業という表象を支える構造として何があるのかを説明する
イントロダクション的な授業。
要は、その構造が日本とインドネシアで如何に違うのかに気がついた時に
それぞれの農業に優劣があるのかどうか、
先進-後進の関係におかれているのかどうか、が
解ってくるはずなのだが、どうだろうか。

そこでイントロダクション後、こんな質問をイル君に宿題として出した。
「日本の農業はインドネシアよりも『進んだ農業』なのか、それとも『異なった農業』なのか答えなさい」
これは金曜日までの宿題。
H君ともよく議論して、そう思う理由もきちんと書きなさい、と伝えた。
さて、どんなものを書いてくるのか、楽しみである。
関連記事
Comment
Trackback













管理者にだけ表示を許可する

Comment form

田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ