新年度に入ってから、
セネガルのI君の仕事の態度が俄然変わってきた。
どう変わったのかをいちいち説明するのは難しいのだが
どちらかといえば指示に対して「待ち」の姿勢だったのが
積極的に仕事を探せるようになってきた。
仕事に慣れてきたこともあるのだろうが、
あることを境に、変わったといってもいいだろう。
それは今年度の雇用契約である。

とくに給料や休暇を多くしたわけじゃない。
契約更新時に、僕が彼に期待することと
これから担ってほしいことを語った。(Iくんの奥さんに通訳をしてもらいながら)

それらは簡単にいえば、
いつかは僕の右腕になってほしい、ということ。
インドネシアから来る研修生の兄貴分として
圃場で面倒を見てほしいことや
農園の作業の中で、I君の責任分野の確立(早朝の市場を除く配達作業)など
今後彼に期待すること、また彼がやってみたいということを
契約時に確認できた。

それからだった。
彼のやる気が目に見えて変わったのは。
自分が責任を負うというのは、確かに重荷になることもあるかもしれない。
しかし、それは同時に周りから認められているという期待を背負うことでもある。
自分の裁量でやっていける仕事を増やしてやることが
人のやる気を喚起するのであろう。
そして、その裁量が出来るようになるには、
その人がそれだけ全体を見渡せるような仕掛けが必要になってくるのだろう。

僕もまた同時に、人を育てるということとは何かを学んでいる。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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