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熱くなると、この植物が顔を出す。
名前はスベリヒユ。
(写真の赤い茎の植物)
ロメインレタスの傍に生え始めた。

小さなうちから花をさかせ、
種子生産力に優れ、
光合成能力にすこぶる優れているCAM植物で
畑で増えだすと、手に負えない草の一つ。
つまりは「雑草」ということだ。

ロメインレタスとこの草。
一方は食用で、一方は雑草。
それを分けるものはなんなのだろうか。
美味いか美味くないか、なのか。
いやいやそうじゃないだろう。
スベリヒユは、ヨーロッパやトルコなどでは
サラダ野菜の一つであるし、
日本でも山形などでは、食べる野草として好まれているのだ。

市場がないから?
いやいやそれも違うだろう。
もともと野菜となった植物は、市場があったから
野菜となったわけではない。

たぶんそれは社会的価値の中で
野菜になったか、それともただの草になったか、だろう。
食べられる植物でも、周りの食の常識的価値に
食べ物じゃないとされるものを
人はあまり食べたがらない。
犬を食べる社会もあれば
蛇を食べる社会もあるのだ。

そういう眼差しで
生えてきたスベリヒユを眺めていると
食文化などというものは、なんとも曖昧な「常識」によって
支えられていることが見えてくる。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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