現場で打ち合わせ。
設計士さん、工務店さん、水道設備屋さん、電気設備屋さんが揃っての
現場での打ち合わせ。

コンセント、スイッチの位置や水道の位置の確認と
柱の構造金物のチェックが主な打ち合わせ内容。

この日、現場は1階の床の断熱材を敷設し、合板を張りつけつ作業をしていた。
断熱材は、仕様書で床下断熱材フクフォーム42とあったが、
敷設されていたのは46ミリのもの。

さて、コンセントとスイッチの位置だが、
実際に移動しながら、どこの電灯をつけるのかを確認しながらの作業となり
ずいぶんと時間がかかった。
現場では何点か悩む箇所もあり、帰宅後も妻と再びシュミレーションを何度か行ってみた。
その結果、数か所、変更したい箇所があり
これは後日、設計士さんや工務店さんに伝えないといけない。

さてさて、個人的に興味深かったのは
金物検査。
設計図書にしたがっての検査なので、
どの柱にどの金物が入っているかを見るだけだったのだが
この金物と家の構造や柱の継ぎ手がなんとも奥深い。

神戸の震災以来、構造用金物をつけなさい、と国から指導されてきたわけだが
当初は、柱に何本も貫通させるような形での金物ばかりだったらしい。
設計士さんは
「柱にあんなに穴を開けたら気持ち悪いですもの」
と、当時はあまり使いたくなかったという。
最近は、柱をあまり傷めない構造金物が出てきたので
設計士さんも工務店さんも
「これなら納得できます」
と言っていた。
ただなかにはまだ柱に大きな穴を開けまくる金物もあるらしい。

先日読んだ『「釘」が危ない』という著書では
柱の継ぎ手の工夫のみでは、まだまだ地震に耐えられる工法はない、として
金物や釘の重要性は認めていたものの
それ自体に頼る工法は間違っていると指摘していた。

柱の継ぎ手は、これまでの大工の創意工夫でいろいろなものが開発されてきたが
それらは、本来の木材の強さからいえば、
どんな継手にしても半分も強度がでないという。
プレカットでの腰掛け鎌継ぎでも、木材の3割程度の強度らしい。

昔からのほぞ差しに代わって
それを補強するのが、金物ということになるのだが
ただその考え方にしても、ただ単に金物と釘で補強されれば、
それだけで十分家が支えられるかと言えば
『「釘」が危ない』の著書の中では、疑問を呈している部分もあった。

柱、金物、大工の技術、プレカットの精度、継ぎ手、材木の良し悪し(乾燥度合いも)、設計の妙
それらの全てが一つになって初めて良い家が建つようだ。

建築はなんとも奥深い。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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