うちの小屋(作業場兼車庫)に、ツバメが巣を作り始めている。
これで6組目。4組は無事に巣立っていき、1組は何を思ったか、親自身が雛を巣から落としてしまった。そして今、6組目のツバメが巣を作っている。

ツバメにも縄張り意識があるようで、1組のツバメが巣を作っていると、他のツバメを寄せ付けない。だからこれまでの5組は、少しずつは重なっているにせよ、順番順番に巣を作って子育てをしていた。

10年位前までは、うちの小屋には1シーズン1組のツバメしか来なかった。だのに、最近は、何組もやってくる。理由は良くわからない。うちが繁盛している、ということならばいいことなのだが、祖父母はそうは思っていない様子。

ツバメの巣に適した場所が減ったのかも、と祖父や祖母は言う。小屋で作業をする農家が、うちの集落で減ったからだ、と。つまり農家がいなくなっているということ。まぁ、ツバメは遠くから飛んできて、うちの集落だけを目指してくるわけでもないので、その辺りは良くわからない。ただ、ツバメが何組もうちの小屋で巣を作っているのは事実。そして、農業で食べていく人が、うちの集落内で減っているのも事実。

先日、村の若手の飲み会で、あるあんちゃんはこう言っていた。『うちの田んぼに道路が通ることになった。しかも交差点』。それじゃ、田んぼが分断されちゃうね、と同情したら、『あほ!その反対や。信号が立つし地面も沢山売れるから、儲けたって話や』と言われた。周りのみんなも、その話を羨ましく聞いていた。そういうものなのかもしれない。田舎に居れば、その景観やそこにある価値なんかは水みたいなもので、ぜんぜん感じられなくて、どんどん開発されていくのを喜んだりしている人が結構いたりもするのだ。

ツバメとは関係ないけど、ツバメの巣を見てそんな事を考えた。
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福が来る?

へぇぇ、6組も時差をつけて巣作りしてるんだ。知らなかった。
それでみんな一緒にたびだてるんだろうか?

ツバメが巣をかけると縁起がいいとかいうよね。
追い払わないで大事に軒先のツバメの家族が巣立つようにしているお宅に会うと、やさしさに触れたような気持ちになります。

うちにはできたことないなぁ。

あれからさらに、2組がやってきました・・・。
今年は大繁盛です。ここまで増えると、糞などでずいぶんと対応に苦慮します。が、害虫を食べてくれる大事な鳥なので、ちゃんと育つように見守りたいです。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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