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突然の来客あり。
僕にではなく、インドネシア研修生のH君に。
H君と同期で福井にやってきたインドネシア研修生のA君と
その先輩にあたるI君の2人が、自転車に乗ってうちの農園まで遊びに来たのだ。
A君は派遣時に数度、H君の住居に車で同乗しただけだったのだが、
道に迷いながらも、なんとかたどり着いたとのこと。

A君とI君は、6キロほど離れた食品加工所に研修生として派遣されている。
おもに鶏の精肉が仕事。
これまでH君とは、連絡のやりとりもなかったのだが、
A君は同期ということもあって、
お盆の休みを利用して、遊びに来てくれたのだった。
さっそく明日は、H君がA君とI君の家にお泊まりに行くことになった。
こういう交流がこれからも増えていけば、と願うのだがどうだろうか。

今から5年ほど前のことなのだが、
僕がインドネシアに留学に行く前まで、福井にインドネシア人の集まりが定期的にあった。
僕も参加したし、その集まりのリーダーからはインドネシア語講座も受けていた。
たいていの週末に、国際交流会館に県内在住のインドネシア人10名前後が集まって、
情報交換していたことを思い出す。
その時は、国際交流会館内にインドネシアでメジャーな新聞も置かれていた。
それから、数年たって、僕がインドネシアから帰国すると、
リーダーの県外移動により、その集まりは自然消滅してしまっていた。
そして、インドネシア語の新聞もなくなっていた。

同国人による集まりがないため、情報交換の場がなく、
H君が来た当初から、彼の生活は苦労が多かった。
たぶん、他のインドネシア人もそうなのだろう。
できれば、こういった集まりが発展して、
福井インドネシア人会の設立につながれば、と僕一人思う。
研修生として数年ではあるが、福井で暮らしていくのである。
少しでも暮らしやすいように、集まって情報交換したり
時には運動をして、公共機関に自国語の新聞等の便宜を要求することもできるだろう。
各種団体のイベントに参加して、インドネシアのことや
研修生のことを世に広めていくのもできるだろう。
それらすべては、彼ら彼女ら研修生の生活改善につながっていくだろう。
コミュニティとして自治を得ることは、とても大切なことで
それにかかわるすべての人に、とても重要な経験となるだろう。
研修生の派遣もとの協同組合の方に、何度かこの話はしているのだが、
いつも面倒くさそうに、僕の話を聞いているのみである。
研修生の派遣をしているわりには、
インドネシア人そのものに対する興味が薄すぎるのが不満。
所詮は、金儲けでしかないのだろうか。


さて、これから遊びに行くH君に、こういった話を少しした。
まだまだぴんと来ていない様子だったが、
彼がいる間に、この集まりが発展することを、僕は夢想する。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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