先日、ごんぼを播く。
河川敷の畑に。
今年ごんぼを播いた畑は、5年前にごんぼを作った畑。
ごんぼは「いや地」が起こりやすい作物で、
1回作付けすれば、その土地は4~5年ほど休ませないといけない。
いや地とは、同一作物の連作によって生じる生長不良や病害虫の多発で収穫量が減ること。

河川敷の畑は、2m掘っても、石一つ出てこない完全な沖積土による砂地の畑。
九頭竜川の中下流に位置する、我が集落の河川敷の畑は、
砂のキメも細かく均一で、根菜類を作るにはこれ以上の土地はない。
川が氾濫するたびにためていった上質の砂の畑。
人為的に作ることなど不可能な畑なのだ。

その畑に、少しだけ手を加える。
大量の炭を入れ、トレンチャーで掘って、ごんぼが伸びるための筋をつけてやるのだ。
炭を入れたほうが、ごんぼの肌が綺麗になる、と父は言う。
トレンチャーで掘ってやることで、ごんぼがまっすぐ太くのびてくれるのだ。

昔はうちの集落では、ごんぼは特産だった。
だが、今では、量産しているのはうち一件のみ。
いや地と掘る手間がかかるので、他の農家は自家用のみしか作らなくなってしまった。
手間と価格があっていないのだが、
生態系から生み出されたうちの集落の農法の1つであるごんぼを
僕はこれからも続けていくだろう。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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