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05 09
2008

この数は、
保育園の田植え体験の参加者数である。
112名。
0歳児からおじいちゃん・おばあちゃんまで。
幅広い年齢層が参加する予定となった。
当然だが、0歳児は田んぼにすら入れないだろうけど。

この田んぼ体験企画。
始まりは、保育園の増改築運動だった。
ただ単に寄付金を集めるだけよりも、
何か楽しい事をして資金作りできないか、
そう思って、企画した。

ただこのところ増改築の財務のあり方に、疑問を投げかける人が増え、
また田んぼ体験を保育の中で捉えたいという園側の意向もあり、
さらには、共催する若手農業者クラブからも
特定の保育園の利益に関わることには参加できない、という意向もあり、
実際には、田んぼ体験企画は、増改築運動とは切り離して行われることになっている。
このあたりの調整で、3月4月は本当に疲れたが・・・。

そして今日、人数が締め切られて、
112名の参加を確認した。
これに、さらに若手農業者クラブもメンバーが、
田植え指導として10名前後参加する予定でいる。

なんとか形になろうとしているが、
まったく問題がないわけじゃない。

保育の中で田んぼ体験を捉えたい、という園側の意向の通り、
保育園の年長クラスは、できるだけ全員参加ということになっているのだが、
やはり、増改築運動の一環だと見ている父母もいて、
頑なに参加を拒んでいる人も中にはいる。
妻は、「全員参加を求める園の姿勢に疑問を感じる」と言う。
確かに動機は何であれ、参加の自由があまり強調されないのが
この保育園の特長とも言えよう。
全員一律の参加と協力。
多様性を認め合おう、という立場の僕と妻は、
園のやり方には、少し違和感がある。
だが、今回のことでは、田植え体験はそれをしたら終わりではないのだ。
かかしを作ったり、収穫したり、自分たちで天日干ししたりして、
そして最後にみんなで食すのである。
その一連の流れの第一歩なのだ。
もちろん、個人の都合で、それらの活動のどれかには参加出来ないこともあるだろう。
だが、そのすべてを増改築という理由で参加を躊躇する人がいると、
その子どもが、この一年、田んぼに関わるすべての中で、
「周辺」に追いやられてしまわないか、それが心配でもある。
人は関係性の中で生きており、
その関係性を豊かにすることが、保育であり、教育であり、生きる技であり、
それそのものが「人の営み」ということだと考える。
だから田んぼという場を通して、様々な関係性を深めることは
とても大切なことなのだが、その場へのアクセス権が皆、
平等に保障されているのであれば問題はない。
だが、そうではないところに、今回の問題がある。

全員一律参加はありえないが、
参加への自由も、増改築運動との絡みの中で、十分に保障されなかった。
そういう活動になってしまったことに対して、
反省してもしきれない。

それ以外の問題としては、
若手農業者クラブである。
5月18日が実行日なのだが、どうしてもこの時期、農家は忙しい。
112名もの人数の田植え指導となると、どうしても10名以上は参加して欲しいところだが、
はたしてどうだろうか。

兎に角、田んぼという場を通して、様々な世代や職種の人たちが交流し交差して
その中で少しでも関係性が豊かになれば、と思う。
さらには「周辺」に追いやられる子が出ないことを願うのだが。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

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