ねずみの食害がひどい。
河川敷の畑の話。
ダイコン、カブ、ニンジン、なんでも食べてしまう。
子年だから、というわけでもあるまい。

ここ3年ばかり、
農家組合でねずみ毒の配布をしていないことも大きな要因だろう。
環境に配慮しているわけではなく、ねずみ毒を配布しても
それぞれの家庭用としか使われないケースが目立ってきたため
配布を一時中断しているのである。
昨年末から今年にかけて特にねずみの食害がひどいため、
農家組合では、今年はねずみ毒の配布を行うことに、
年末の総会ですでに決まっている。
「そんでも」
と近所の年寄りは言う。
「ねずみ毒というより、畑が水につからんさけや」。

うちの集落の河川敷の畑。
大水が出れば、畑が水没してしまう。
そして畑が水没してしまえば、
そこを住処にしていたネズミやモグラは、溺れるかどこかへ逃げるかして
数がずいぶんと減るのである。
一昨年は夏に1度大水が出て、畑が水没したために
ネズミやモグラの害は殆んど無かった。
しかし昨年は、1度も大水が出なかった。
それでネズミの害がひどいのであろう。

大水が出て畑が水没するのは、せいぜい半日程度。
治水が良くなってからは、何日も水に浸かった状態は無くなった。
だが、それでも畑が水没すれば、作物も大きなダメージを受ける。

収穫時期に大水が来なければ、作物は大抵耐えられるので、
その時期に大水が軽く1回だけ出てくれれば良いのだが。
などと、年寄り相手に軽口をたたいていたら、
「梅雨の時期に大水が出りゃ、ジャガイモがやられ、
夏の時期に大水が出りゃ、ウリがやられ、
秋の長雨の頃に大水が出りゃ、ニンジン・ダイコンがやられる。
そんで大水が出なけりゃ、冬の野菜がネズミにやられる。
どっちもどっちや。」
と年寄りが言う。

万事塞翁が馬、ということか。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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