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事が動く時は、いろんなことが重なってくる。
今日は、インドネシアの研修事業がらみで連絡が続いた日。

まず、大学院時代の学友(インドネシア人)に
頼んでおいた農村調査のレポートが送られて来た。
今度研修で来る予定になっている人の農業状況や
それを取り巻く環境(自然気候・市場・資金・人的資源などなど)を
調べて欲しいと依頼していた。
ただ単に日本に連れてきて、日本が歩んだ農業の近代化の歴史をふっ飛ばし、
現在の農業だけを見せても、それは近代化への賛美とそれに対する憧憬しか生まない。
と、僕は思う。
しっかり議論するのなら、向こうの状況もわからないといけない。
そこで、学友の中で一番優秀だった彼女に、調査を依頼していたのだ。
そのレポート。
25ページに渡って詳細に村の記述がなされている。
今年から大学の講師になる彼女だが、あちらの大学の先生にしては珍しく
村に泊り込んでの調査をしてくれたのだった。
おかげで、土地の広さはもちろんだが、その資産的評価まで
事細かに記されていた。
近接のアクセスできる市場の調査(価格や商人)も綿密で、
このレポートを元に、研修生の実情にあった研修事業のプログラムを
組むことが出来るだろう。
ただ驚いたのが、研修生でくる人の村。
車が入れる道が無く、バイクや自転車のみが通れる山道しかない。
それも雨が降ればぬかるんで、車両は一切入れないとか。
相当、田舎からやってくるようだ。

さて、次に連絡があったのが
研修生の受け入れについてお願いしている協同組合からだった。
研修生は3月に来る予定なのだが、それまで語学訓練がある。
1月の2日から語学訓練が始まっているのだが、
僕の選んだ候補生だけが来ないのだという。
協同組合のほうで、現地に問い合わせたところ、
パスポートやビザなどの研修生が負担しなければいけない諸費用で
もめているとのこと。
僕が研修生を選定するときに、共同で行ったのがあちらの農林高校。
その農林高校は、日本の他県にも研修生を送っていて、
研修生の費用については詳しい。
実は、僕が加盟した協同組合では、研修生負担の諸費用が
他県の協同組合よりも多いのだ。それでもめているらしい。
協同組合のほうでは、
「研修生負担の諸費用は、日本人にしてみれば安いので、こちらで負担も出来るのですが、丸抱えして来てもらった研修生は、モチベーションが低いんです。あちらの人にとっては、高いと思われる諸費用を払ってでも来るんだ!という強い意志とモチベーションがある人の方が、研修はうまくいきます」
と考えているようで、それについては僕も納得。
協力隊時代の経験からも、同じようなことはあったから。

ちょうど学友のレポートがあったので、それを見ながら、
研修生の金銭的状況を考えてみるに、
パスポートやビザなどの諸費用を出せないことは無い環境と判断した。
ただ少し無理(かなり?)はしないといけないだろうが。
協同組合のほうで、諸費用に関わるレターを出してもらい、
それに僕の解説を付けて、メールと郵送でインドネシアに送った。

さて、どうなるだろうか。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

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