日本農業新聞に面白い記事が出ていた。
「2008年野菜の売れ筋ランキング」というもの。
ランキングの1位が、高糖度トマト。
次いで、ブロッコリー、パプリカ、アスパラガス、と続く。
僕が栽培する、ベビーリーフは13位。
手軽で、いかにも栄養を取った気で居られる野菜たち。
こういうのが人気になるのはご時勢というもの。
生活の中で調理の占める割合が低くなっているのもあるだろう。
食の関心が高まっている、と言われても
やはりこういうのを見ると、そうでもない、と思わざるを得ない。

さて、一方苦戦をしているのが、煮炊き野菜。
ダイコン、白菜、ゴボウ、シュンギクなどは低迷。
まぁ、妥当な評価か。
ただし、これらが売れなくなると言うことはない。
ただ単に安定している、という捉え方で良いだろう。

1つ意外だったのが、加熱用トマト。
ベビーリーフよりも1つ上の順位で、12位。
調理用のトマトは知名度も低く、
生食することになれてしまっている消費者には、
受け入れてもらえないのではないか、と考えていた。
実際、昨年、加熱用の西洋トマトを作ったが、まったく売れなかった。
加熱用トマト。
もう少し、考えてみるか。

また野菜の品種以外にも
売れる野菜の要素もあった。
その調査では、鮮度・食味・安全性などが
価格・新品種・調理の簡便性などよりも高く評価されていた。
が、結局はランキングを見る限り、
簡単に調理できる野菜が、ランクの上位を占めている。
メディアで危機感を煽られているので、要素のアンケートではその影響が見られるが
ランキングでは、結局簡便性が有利なのではないか、と読めてしまう。
食の危機というのは、物理的なものじゃなく、こういう意識の方ではないか。

ただ、これらのデータ。
農業新聞が独自に調査をしたようだが、対象者や回答数などが不明。
せめて、対象者くらいは明らかになっていないと、考察しようが無い。
まさか、残飯をあさる野良猫や野良犬、カラスの類に聞いたわけではないだろうが・・・。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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