パートさんの1人が、
「今年から仕事を減らして欲しい」
と申し出ている。
家族のことで精神的に疲れていることや、
配偶者控除を受けたい、
というのがその理由。

そのことで父と話になる。
「パートを増やさなあかん」。
これが父の意見だった。
今の経営規模を維持する、そう考えているようだった。
だが、僕はもう少し違う。
今の経営規模を、あと数年は維持しても良いが
近い将来的には、現在よりも小さい経営体にしたい、
と思っている。
僕が農業を経営するに当たって、
まずはじめに、ハウスを建てるのでもなく、
耕作面積を増やすでもなく、
多目的に使える農舎建設にお金をかけたのが
僕なりの意思表示でもあった。

なので、父には、
「人を増やすよりも作目を減らすか、手のかかる仕事を手放すか、で調整しよう」
と提案したが、どうもそれには乗り気じゃない様子だった。

僕は、自分がこの農場でやっていこうと考えたときに、
今の規模よりも30~25%減程度の経営体を
想定している。
その分楽をしよう、と浅はかに考えているわけではない。
自分がやりたいことをやるには、
今の仕事量では出来ないのだ。
パートを増やしても、僕らの仕事は決して減ることは無い。
それどころか、パートさんに滞りなく働いてもらうために
その段取りの仕事ばかりが増えて、
逆に忙しくもなるのだ。

経営体を弱体化させないで、規模を計画的に縮小する、
というのは、ずいぶんと難しい。
ある意味、経営規模を大きくするほうが、楽だろう。

これは塩梅の問題。
経済的に見て、妥当な経営規模とそれにかかる労働力。
そして、自分の目指す「農」との兼ね合い。
その加減がわからないことには、必ず失敗するだろう。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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