県内の農林高校に来ていた留学生2名。
そろそろ帰国ということで、挨拶がてらに、農園までやってきた。
3ヶ月の滞在だったが、
「もうすぐ帰ります。お世話になりました」ときちんと日本語で挨拶していた。
それなりに頑張ったようである。

引率の先生から、
「来年のプログラムに反映したいので、良かった点や悪かった点を聞いてもらってもいいですか?」とのこと。
こういう難しい日本語になると、まだまだ意思疎通は難しいようだ。

学生の感想として、良かった点は
「効率よい農作業をしていて、それが体験できて良かった」
「いろんな機械があるので驚いた」
「日本語が勉強できた」
などなど。

改善してもらいたい点としては、
「もう少し座学を増やしてほしい」
「日本語で説明されても、よく分からなかった」
などなど。

座学の件では、前年度の留学生たちが根をあげてしまったので
今年からは、座学抜きの全過程実習というコースにしていたのが
裏目に出たようだ。
しかし、日本語の読み書きが出来ない子に、座学を受けさせることが
本当に良いのかどうか、悩むところではあるが・・・。

不満があったら何でも良いので言ってください、と言っていたら、
堰を切ったように、どんどこどんどこと不満が出てきてしまった。
留学生たちは、相当、言葉で困ったようだ。
「3ヶ月もいたのに、何もわからないで帰らないといけない。」
「言葉が解らなかったから、農業の勉強もほとんど出来なかった。」
と、とにかく「解らなかった」を連発。
なので、こちらかも一言。

「じゃぁ、解らないってことが、解ったようだね。」
そう、少なくとも何を勉強しなきゃいけないかは、解っただろう。
僕も留学した身分。
言葉の壁の苦しみは解るが、それには同情しない。
やるしか道はないのだ。
留学中、ドラえもんの暗記パンがこの世にあれば、と何度も何度も何度も何度も
思いながら、ゲロを吐きながら、睡眠を削りながら、あせかきべそかき、
言葉を一つ一つひねりつぶす様に覚えたものだ。
兎に角、やるしか道はないのだ。

解らないことが解ったのなら、後は、それが解るように勉強をするだけだ。
学習の目的がわからないまま、詰め込まれていくよりかは、
それだけで幾分かは意味のある学習になるだろう。

どうやらこの留学は、受け手の学生の考え方ひとつで、
ずいぶんと意味のあるものになるようである。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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