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11 06
2007

今、セロリ栽培を試みている。
これが今年最後の試作品。

地場産のセロリがスーパーに無く、ほとんどが信州か、上州、そして三河産ばかり。
しかもセロリは、スーパーでは切らすことの出来ない定番商品の1つ。
消費者にもずいぶん浸透している。
なので、ゆくゆくは、一時期だけでもスーパーの陳列棚のセロリ定番スペースを、
そのまま、うちのセロリのスペースに替えてしまおう、と考えていた。
たぶんだけど、目のつけどころは、悪くないはず。・・・だった。

試作品を作り、さっそく朝市へ。
いろいろな業者にみてもらうが、どの人からも
「本当のセロリ、見たことあるか?」と言われ、
その度に、今入ってきている信州産のセロリを見せ付けられた。
それは、株が肥えていて、僕の腕ほどの長さで、葉が少なく、可食部の茎の部分が目のさめるような白さで、みずみずしく太っていた。
完敗だった。
「本当」というやつが、そこまで出来上がっていることにも驚きだが、
その「本当」という価値を知らないで、作っていた自分にも情けなかった。

ただ、ある業者からは
「お前のセロリ、香りと味だけは勝っているよ」とも言われた。
しかしその続きに、
「こんだけ味が強いと、セロリ好きもセロリ苦手になるかも」。
・・・・・・。

見本のセロリが余ったので、お昼は知り合いのレストラン「サレポア」で
ランチをすることにして、そこへ持っていった。
シェフは、その完敗だったセロリを快く受け取ってくれ、
その場で、葉っぱをフリッタにして出してくれた。
味が濃くて食べ方が難しいと妻とも話していた、うちのセロリが、
カリッとあがっていて、それでいて後味にくる香りがさわやかだった。

シェフは
「うちで使いますよ」と声をかけてくれたが、
もう少し、「本当」の価値に近づけるか、それともみんなが思っている「本当」のセロリの価値を打ち破れるようなセロリになるまでは、やはり出荷は出来ない。
露地栽培でもあるので、霰が降るか霜が降りるまでしか作れない。
ぎりぎりのところまで、どこまで大きくなるか見てみようと思う。
来年のためにも。
関連記事

われわれのセロリの使い方・・・
一番は香味野菜としてブイヨンやフォンに使います。だから香りの強い田谷さんのセロリは最高だよ。白いところをサラダに使ったりする場合があるが、そこは表面積がひろいからかスジも少なくなり食べやすいというだけで僕はいいとは思わないな。田谷さんのセロリの青い皮を剥きスジをとればポリポリと歯ざわりもよくとても美味しいよ。サラダで食べる時は皮を剥くのが当たり前です。一般に出回っているセロリの多くは鮮度も悪くあまり料理意欲はわいてきません。それよりみずみずしい田谷さんのセロリの方がわくわくするよ!葉っぱ、美味しかったでしょ。本物といわれているらしいセロリは確かに立派だけど、俺にとっては田谷さんが作ったセロリの方が料理する理由がたくさんあるけど・・何のためにセロリを料理して食べるか、そのためにこんなセロリになった・・・
そんな野菜をいっぱい作って欲しいな~~

サレポアさん

コメントありがとうございます。
この前は、ご馳走様でした。
セロリの葉が、あんなに美味しくなるとは、驚きでした。
市場で完敗して元気が無かったのですが、すこし元気が出ました。
すごいですね、料理人って。尊敬します。

セロリは、とりあえず少しずつですが、直売所で販売してみることにします。
いつもの如く、試しといいながら、大量に作ってしまったので・・・。

市場で見たアメリカ産のやつは、太い白い茎のみで、
葉はまったくついていませんでした。
信州産のやつも葉よりは茎がメインでしたね。
スーパーで販売しようと思うと、どうしても茎がメインにならざるを得ないのかもしれません。もう少し良いものになれば、サトQさんのところに持っていこうかと思っています(ただ群馬産のすごいセロリを仕入れているようで、僕のセロリが入り込む余地があるのかどうか・・・)。

そうしたら、つかってやってくださいまし。
ちなみに、この前持っていったセロリは2種類あったんですよ。
普通のセロリと、茎がすこし赤くなる赤じくのセロリ。
味は、赤じくの方が濃いみたいです。
あと赤じくの方は、茎があまり大きくならないみたいです。
あまり売れそうじゃないのですが、美味しいし、
そういう野菜を作るのは本当に楽しいです。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

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