むらの神社の祭りの日。
朝から幼い我が子にはっぴを着せ、こども神輿について歩く。

僕が子どものときは、5,6年生にならなければ、神輿には触れなかった。
神輿を担ぐのは、上級生の特権だった。
だから下級生は、神輿から出ている長い紐を握って歩くだけだった。
それが・・・

今では、子どもが少なすぎて、神輿が担がれない。
だから、神輿を車輪の付けた台に載せて、引き回すだけになってしまった。
当然、上級生の特権も無い。
だから我が子も、その気になれば、神輿にぶら下がりながら、引き回せる。

子ども神輿に参加した子どもの半数は、むらの外に住んでいる。
実家がうちのむらだ、という人達だ。
また同日、ソフトボールの大会もあり、むらの男の子の多くは(それと親も)、
ソフトボール大会に参加しているのだとか。

神輿のあとからついて回る軽トラックに乗せてあるスピーカーから
祭りの囃子が流れている。
子どもたちからは、元気な囃子はない。
なんだか廃品回収や竿竹売りの行列ようだ。

この光景を見ていたむらの年寄りは
『子どもが減ったねぇ』と皆、口を揃えて言う。

子どもの数も減っているだろうが、
むらに住んでいる人の関心ももっと減っているんだろう。
今年も大人の神輿はでなかった。
『どうせ人が集まらんさけ』とみんな言う。

なんだか寂しい祭りだった。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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