知り合いの農家に、米を取りに行く。
籾摺りと乾燥作業を頼んでいたのだ。
うちには乾燥機も籾摺り機もない。
だから、米を収穫しても、うちではそのままでは食べられない。
これは以前も書いた通り。

さて、その農家。
僕よりも年若だが、
僕が以前から若手のリーダーの1人だと目している農家。
なかなかの面構えで、考えもしっかりしている。
経験もあるし、人望もある。
(と、ここで褒めまくっても、籾摺り乾燥作業代は安くはならないか?)

さてさて、その農家。
『20町歩(20ha)くらいなら、1人でもやれるかな』とノタマフ。
少子高齢化、農業人口の減少、耕作放棄、などと
難しい言葉が踊る農業界の昨今、こんなに頼もしい言葉は無い。
そしてそれを可能にしてくれるのが、
戦車のように大きくて威圧感がある1000万円以上のコンバインと
昔、ヒーローアニメなんかで見たロボット基地のような
籾摺り乾燥機の立ち並ぶ巨大倉庫。
さらには徹底して簡略化と管理可能にされた稲作技術であろう。
僕はただただ圧倒されるばかりだ。

頼んでおいた米の量があまりに少なかったので、彼は
『2反ほどの田んぼやったんか?』と聞く。
ははは、たとえそれだとしても、少なすぎるだろう。
実はもっと広いんだよ、僕の田んぼは。

彼のような大きな設備は無いが、それでもコンバイン・田植え機などを揃え
灌漑が整備されている田んぼで、徹底的に管理された稲作技術を駆使して作ったのに
収量はインドネシア並み。いや、カンボジアの直播の田んぼ並みの収量か?

あまりにも少ない量の米を運びながら、
僕の稲作に関わるすべての技術がなんだか滑稽に感じられた。
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若くて精力的な農家さんがいらっしゃるのですね。
そういう人がいるというだけでうれしくなりますね。

伊賀はもう高齢化が進んでいますので、荒地が広がっていってますよ。
ですが、伊賀は日本でも有数の、外部からの農業志望者が入りやすい地域だそうで、伊賀以外の地域からこられている農家がとても多いです。
しかも、有機無農薬栽培にこだわった農家が多いです。
もともとの出身地の違いや、栽培に対する考え方やこだわりが強い分、農家が組織化されにくく、個別でやられているかたが多いです。
いろんな考え方をもった方がたくさんいるので、これはこれでおもしろいといえばおもしろい地域ですね。
私としては、もっとまとまってればいろんなことができそうやのになぁと思いますが・・


ドミニカへは来年の6月に派遣予定です。
4月から訓練に入ります。
ようやく畑も少し落ち着いたので、これからぼちぼち準備していきます。

べジータさん

コメントありがとうございます。
うちの集落やその近隣には、まだまだ若手はいませんが、同じ地域内には、この米農家以外にも、何人もやる気がある農家いますよ。とても励みになっています。

来年はドミニカですか。
羨ましいです。
こういう話を聞くと、僕もまたどこかへ、と悪い虫がむくむくと出てきそうなので、自重しなければ、と思うこの頃です。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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