体が、とてもだるい。
暑さのせいでもあろうが、それ以上に農作業が忙しかった。
諸事の事情が重なり、今週はいつもの2倍以上働く。

暑さも本番になってきたこのごろ、
畑を眺めていると、
何もかもが急速に伸びてゆき、繁茂し、そして実をつけるその様に
無限の生産力を感じる。
ただ、それを収穫し、除草し、整える人間の側には
無限の力は存在しない。

扁桃を切除するまでは、これだけ仕事をすれば
かならず高熱をだし、1週間くらいは寝込んだであろう。
しかし今では、体はだるくとも、熱を発する箇所が無い。

ふと思った。これは『健康』なんだろうか、と。

ずいぶん昔に学んだことなので、あやふやなのだが
仏教の思想の中には、病気は外部から侵入してくるのではなく
もともと自分の体の中にあるものと考えている。
だから、体に疲れや気の流れが悪くなれば、もともと
体の中にあった病気が顔を出す、という考え方だ。
僕にとっての扁桃は、まさにこのことであったのだろう。
しかし、今は切除してしまって、その箇所がない。

もしかしたら、扁桃は、熱を出すことで、僕の体が
決定的な疲れを溜め込むのを防いでいたのかもしれない。

馬鹿な考えかもしれないが、
無限の生産力を相手に、仕事の範囲を自ら決められなくなりつつある
今の自分には、無駄のように思えた扁桃も、なんだか必要なものの様に
思えてくるのである。

無限の生産力は、この夏いっぱい続く。
まったくこんなものを相手に仕事をするなんて。
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たやさん、ちっとも馬鹿な考えじゃないと思うな。すごくたやさんらしいと思う。たやさんって、日々の何気なく感じたことを文章にするのがとてもうまいですね。
ボゴールで一緒だったころは、話はしたけれども、書かれたものをあまり目にしなかったのですが、たやさんの文章、すごく好きです。

お互いの苗字、ひらがなで書くと紛らわしいですね・・・

やたさん
日記の書き込みは久しぶりですね。ありがとうございます。
あまりまとまらない文章ですが、気に入っていただけたのなら
またコメントしてくださいませ。
やたさんの鋭い突っ込み、また受けてみたいです。
あと、日本に帰国されたら、合宿やりましょう!
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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