06 09
2007

お世話になった普及員の送別会あり。
認定農業者や新規就農者の登録では、その人にずいぶんとお世話になったので、当然参加。

さてその人。農薬には結構詳しい。
などと年若の僕が言うのは変か。
とにかく、その人と農薬の話になる。

野菜についた展着剤(農薬を作物にくっつけるために入れるもの)を落とすための洗剤の話。寄生虫の激減。などなどを話していたのだが、それらの根底にあるのはやはり『消毒思想』なのである。

人間にとって有害か無害かといった価値判断をし、それを徹底的に消毒していく。
しかし消毒思想では、もしかしたらそれが存在するからこそ、有害なものが繁殖しないで済んでいたかもしれない、菌や虫も一緒に消毒されてしまう。
そもそも、消毒は非選択性なのだ。

無農薬や有機農業がさけばれながらも、無菌素材や野菜をあらう洗剤が登場してくる。
有機農業とは、菌や虫の種類をただただひたすらに増やすことにある。
どこか根っこの部分で、まったく違うイメージを作り上げているのかもしれない。

とにもかくにも、その普及員は異動になった。
関連記事

人生を消毒することなんか出来ないのにね
どうにかなんないの
このリセット社会....思想

期待してるよ!!

そうですね。
人生も『リセット』、という考えがありますよね。
つながりを無視して、どんどん分断させていく。
それが現代なのかもしれません。
煩わしい、と他者との関係を思うことは、じつは、その関係自体で自分が成り立っていることを考えれば、自己を否定していくことにもなるのですけどね。
自分探しと称して、他者をかえりみず、自己に没頭するのもその現れでしょうな。
僕らの社会の根底にある考え方が、大きくゆがんでいるような気がします。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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