手術当日。
手術は朝の8時半開始。前の晩に、なんども手術をする夢を見る。夢の中では2回ほど口蓋扁桃を摘出した。思ったより痛くないじゃないか!と喜んだところで目が覚める。むなしい夢だ。

手術室にむかう道中、思ったよりも緊張しない。脈も正常だった。
麻酔が始まる時に、点滴から入れたのだが、腕がしびれるように痛かったのを覚えている。そのときに、妻の出産に立ち会った事を思い出した。あれから比べたら、これから行う手術など屁でもない。そういう気持ちで眠りについた。

手術後。手術室で即覚醒し、主治医から話しかけられる。ので、摘出した扁桃をその場で見せてもらった。目の焦点がやや合わず、ぼんやりとしていたが、大き目の砂肝のようで、やたらと砂肝の焼き鳥が食べたい衝動に駆られていた。手術中には仕事(農作業:はるちゃん畑の手入れ)の夢ばかりを見ていた。術後直後に、主治医や看護婦にそんな話をしていたら、看護婦から『いきなりこんなに話をする患者は初めて』と驚かれる。初めての手術で、テンションが高くなっていたのだろう。

病室に戻ると妻が待っていてくれた。『帰って来てくれた』と妻。その言葉に彼女の心配が垣間見られた。
すこし会話をする。手術室が寒かったらしく、腹を冷やしてしまい、喉よりもお腹の痛みばかりが気になっていた。電気毛布を用意してもらい、それで段を取る。外は27度というのに。

術後直後は喉の痛みを余り感じなかったし、話すことが苦痛でもなかった。たぶん麻酔が効いているからだろう。その後、徐々に痛みがましてきた。それよりも大変だったのが、痰。血がべっとりと混じった痰が何度も出て、鼻からも出て、とにかく呼吸がつらかった。酸素吸入をしてもらい、なんとか楽になるが、それでも呼吸がつらい。短時間にティッシュボックス1つを使い切るほど、痰が出た。これは朝まで続いた。

夜、喉が腫れて、呼吸がつらい。2時間や3時間おきに呼吸困難で目が覚める。ここでも手術の夢ばかりを見た。とにかく明日になれ。そればかりを考えていた。痛み止めはもらわなかった。その代わり、アイスノンを何度も用意してもらい、ひたすら喉を冷やた。熱も少し出る。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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