今日はお彼岸。
うちの部落の墓場もお参りの人で大賑わいだった。
ちなみにここら辺では、墓場を『さんまい』とよぶ。

うちのさんまいは、180区画ある。そのうち170区画は、すでに墓がたっていたり、または墓がたつ予定になっている。うちの部落のさんまいなので、ほとんどが部落の人、と言いたいところだが、どうもそうではない。

部落のさんまいは、ちょうど僕の畑の傍で、農作業をしていると誰がお参りに来たのかよくわかる。部落の人であれば、頭の1つでもさげるし、よく知っている人なら、畑越しに挨拶を交わしもする。が、しかし、お彼岸の今日、よくよく畑から見ていると、どうも部落外の人も沢山きているようだ。

うちの部落のさんまいを整備してから20数年が経つのだが、10年くらい前までは部落の自治会がOKを出せば誰でもうちの部落のさんまいに墓を持つことが出来た。そしてうちの部落のさんまいは、市内の共同霊園よりも比較的値段が安い。だからなのか、何代も前にうちの部落から出た、という人が多数うちの部落のさんまいに墓を持ちたいとやって来たらしい。はじめのうちは、そういう人たちも受け入れていたのだが、さんまいの管理費を徴収できなかったり、連絡のつかない人が多くなってきたりと何かと支障をきたすようになってきた。そこで今では、部落に住んでいない人は、新たに受け入れないことにしている。

うちの部落から出た、というノスタルジーな帰属意識はあってもいい。ただ、さんまいは部落で共同管理をしていて、草むしりや掃除といった手間も部落でだしている。墓を部落内に持ちたい人たちが、ただ単に『ふるさとは遠きにありて思うもの』では、ちょっと困るのである。墓は私的所有物であっても、さんまいは共同的所有物なのだ。共同作業に参加できなくとも、共有意識を持てる何かがあればいいのだが、それが今のところ思いつかない。だから、申し訳ないのだが、部落外の人で新たに墓を部落内に持ちたい人をお断りしている。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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