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今年一年を振り返ってみようか。
順番は適当なので、
書かれている順番に重要というわけでもない。
思い出した順番ってところ。

☆『雪でハウス潰れる』
もうこれにつきるね、今年は。
37年ぶりの2月の大豪雪で
42棟中13棟が倒壊。
泣きそうになりながら、スタッフみんなで雪掻きをしたね~。
雪掻きしても、すぐに積もってくるから
もう絶望のどん底に落とされたような気分だったけど
自分が弱音を吐くわけにはいかないので、
常にテンションをあげて
家に帰ったら酒をがぶ飲みしてました。
肝臓もずいぶんとつかれただろうなぁ、この1年は。
さらに雪で売り上げも大きく落ちたし、借金も増えたし。
とにかく会社を潰さないように
それだけを考えて1年を過ごしたなぁ。

☆『農園を会社にした』
これまで農園は父と僕とで二つの個人経営だった。
僕がインドネシアから帰国した時(2006年)
父からのれん分けをして
二つの経営にした。
それは、自分の裁量で
技能実習生の受け入れと
それにかかる借金をするためだったのだけど
これがお互い経営が大きくなってくると
二つに分けたデメリットも大きくなってきた。
そこで今年の2月1日に
株式会社農園たやとして
二つの個人経営を一つにまとめた。
一本化できたおかげで
スタッフや実習生たちの働き方も変わったし
僕も全体を見渡せるようになった。
おかげで非効率な部分も見えてきたので
来年はこれらを変えていこうと思う。
会社になって大変だったのは
やはり出ていくお金が増えたことだろうな。
会社化すると節税になるという人がいるが
ケースバイケースだろうね。
うちは間違いなく、出る方が増えた。
それも半端なく。
所属している社員はぐっと待遇も良くなり
その分ずっと働きやすくはなるはず。
家族経営をやめて
チームとして農業をするという目標に向けて
会社化はとても効果的だったと思う。
してよかった、本当に。

☆『雪で多くの方から温かいご支援を頂く』
雪でハウスが潰れた時
ツイッターやFacebookでは、
なぜだか非難されるような書き込みも散見されたが
同時に、それの何十倍ものたくさんの方から
温かなお声掛けをいただいた。
それだけでなく、いろんな形でのご支援もいただいてしまった。
その一つ一つが自分たちの背中を押し、奮い立たせ、
この困難に立ち向かうことができたのだと思う。
本当に、本当にありがとうございました

☆『娘、中学生になる』
中学生になったら一気に生活スタイルが変わった。
部活で帰宅が遅くなったし
勉強する時間も一気に増えた。
一緒にテレビを見る時間もないし
いっしょにゲームすることもなくなった。
土曜日の休みに一緒に出かけることもなくなった。
その代り、吹奏楽部のクラリネットに夢中になった。
こうやって少しずつ大人になるんだろう。

☆『妻、教授になる』
大学の教授になったらしい。
生活がそれで変わったかといえば
特に変化はなし。
すこし忙しくなったようで、出張でいないことが増えたかな。
好きなことを仕事にして
それが世に認められるのだから
とても幸せなことだ。羨ましいかぎり。
あと、ようやく妻が僕のやっている技能実習生関係のことを
研究の俎上に載せはじめた年でもあるね。

☆『コーヒー栽培始まる』
農園を卒業した技能実習修了生たちが
今年も集まって活動を共にしている。
JICA基金からの支援金もいただき
小規模の持続可能なコーヒー栽培に向けて
この1年は皆で研鑽して
先進地視察やセミナー開催など活動をしてきた。
すでにコーヒー栽培も始まっていて
かなりの人数と面積で動き始めている。
新しい収入として期待は高まるが
これからどういったマーケットへ
どのような品質の豆を供給していくかは
まだイメージは出来上がっていない。
そこがこれからの課題だね。
ただ、こうして一緒に修了生たちと
何か地域のことをやっていける
贅沢な1年でもあった。

☆『農園スタッフのインドネシア派遣』
今年は農園のスタッフ立崎を
インドネシアに派遣した初年度だった。
インドネシアのタンジュンサリ農業高校の
教員として派遣した。
立崎は思った以上に
あちらの社会に溶け込み
友人や親身に相談に乗ってくれる人たちとの
関係をローカルに作り上げてくれた。
おかげであちらの農業教育の中身が
これまで以上によく解るようになったし
ここに実習生として来る子たちのレベルもよく解るようになった。
逐一受ける報告であちらの価値観も、
世界観も、農業の置かれている状況も、
社会の動きもずっと身近に感じられるようになった。
おかげで僕のインドネシアのスンダ民族の農業観が
今まで以上に深まり
彼らのアグリビジネスへの僕らの参加も
ずいぶんと深まったように思う。
来年は立崎を通じて
もっともっと彼ら彼女らの社会に
係わっていきたい。

☆『営農』
ハウスが倒壊した事で
今年の営農は通常ではなかった。
減った面積で
なんとかこれまでのお客さんに野菜を提供するという
難しいミッションに頭を悩ます1年だった。
さらに強力な台風の直撃や記録的な猛暑で
とてもまともな営農とはならなかった。
ただそんな中でも
農園のスタッフや実習生やパートさん達やアルバイトの子たちはみんな
良く頑張ってくれたと思う。
いろいろと制限のある中
さらに悪化する環境の中
みんながベストを尽くしてくれたから
それでもなんとかやって来れたんだと思う。
家族でやるのも農業の良さかもしれないけど
僕はそれぞれが力を発揮する
チーム力の農業を目指している。
それにふさわしいメンバーが本当に揃ったと思う。
みんな、本当にありがとう。

ただそうはいっても、やはり今年は減収となった。
就農して10年、これまで毎年つねに増収だったが
今年、初めて減収となった。
ハウス施設倒壊や猛暑による生育障害、
台風による被害、そして野菜の価格大暴落。
これだけ重なれば、誰だって減収さ。
とはいえ減収というプレッシャーも相当で、
これまで
減るなんて全く想定していなかった自分の思考が
なんておめでたいんだろう、と思う1年だった。
ただ、僕らにとっては予定通りの減収で
それ以上でもなければそれ以下でもない。
実際には11月からの価格暴落が無ければ
言うほど減収でも無かったところまで
追い上げていたんだしね。
ここがまたスタートラインだと思って
これからの10年はまた増収の毎年にしてやる。
とおめでたい思考はまだまだ健在。

☆『技能実習生受け入れ10年目』
2008年に第一期生であるヘンドラを受け入れしてから
今年が10年目だった。
技能実習制度は
相変わらず問題ばかりを生み出しているような
そんな印象を社会に与えているが
数少ない外国人との交流のツールでもある。
農業を通じて相手の地域の農業にまで関わろうとしたとき
小さな経営体が持続的に関わることのできる
数少ないツールでもある。
移民問題でこの制度自体が岐路に立たされている感はあるが
僕はこれからも
あらゆる手段を用いて、彼ら彼女らの住む
地域にインパクトを植え付けていこうと思う。
それが同時に僕らの地域のインパクトにつながっていくまでは。
ただそれがどんな形をした未来なのかは
正直分からないが、
行動の変化が生み出されるようなものだと
僕は思っている。
今年も実習生や実習修了生と
たくさんの勉強をし
そしてたくさん行動に移したと思う。
来年は、修了生の営農活動をフォローアップするために
もう少しお金をかけた支援とシステムを
作る予定をしている。
ますます忙しくなるけど、こういうのは超楽しいよね。

☆『俳句』
こちらは相変わらず趣味の世界。
俳句を始めて3年目の今年は
もう少し大きな賞に挑戦したいと言っていたが
それはほとんどできなかった。
自由に詠む力もないし
兼題で出された季語を深く理解することも
まだまだ足りないことに
この1年嫌になるくらい思い知らされた。
同時に自分の作った俳句が
どうしてこんなにつまらないのかを思う1年だった。
一句一遊では昨年よりも1回多く金曜日に読まれ、
ラジオと投句サイトで天を2回取ったので、
たぶん、それなりには力を付けているのだろうけど、
それが実感できない1年だった。

その反面、
福井での俳句仲間はどんどん増えた1年だった。
いつき組の句会も福井で月一で行うようになり
人数は少ないがかけがえのない句友ができた。
句作1年目からお世話になっている順化句会だけでなく
結社雪解の若手勉強会として
悠の会が立ち上がり、そこにも参加するようになった。
俳人協会の会員にもなった。

何かまとまった作品のような
そんな感じで俳句が詠みたい。
来年はもうすこしそういう風に俳句を作ろうと思う。


と、こんな1年でした。
皆さま、くだらないブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませ。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
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