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気がつけば12月。
ブログの更新は遅々としていても、
月日は確実に流れる。

先週の話だが、JA小浜で若手農家や
農協青壮年部対象に講演を行った。
自分らしい農業にどうであったかの話だったが
こういう演題で話をするのは
実は初めて。

これまでだと
インドネシアでの活動だったり
地域づくりだったり
技能実習生関連だったり
そういう講演依頼を受けることは多かったが
農業で、しかも自分の農業経営について
というのは無かった。
農業では僕はそんな技術が無いと思っていたし
農業はあくまでも僕が達成したいことへの
アプローチに過ぎないと思っていたので
そこにフォーカスを当てて
自分自身も考えたことがあまりなかった。

協力隊後に親元で就農したが
実は一度挫折している。
挫折したことを
これまでは言わずに
留学⇒国際協力の現場へと
その時の自分もそれを自分自身へ鼓舞して
インドネシア留学をしていたのだが
あれはどうみても挫折だろう。
20年も経てば、それが客観的に見えてくる。
色んなことが出来ると思っていたが
個人的能力の欠如や政治的に周旋できないこと
頭が下げられないこと
精神的に幼稚だったこと
思い描く夢がなかったこと
ま、そんなないない尽くしの中での
挫折だった。

だから留学の時は
自分がなぜ上手くいかなかったんだろうかと
良く考えたりもした。

あれこれあって
二回目の就農の時には
一回目と同じ轍を踏まないことに
徹した。
つまり、条件を整えてから
就農することにした。
それは、父との経営を分けるという点。
ま、それは手段で
目的は技能実習制度を活用した
インドネシア農民子弟の育成と
ゆくゆくは係りたいと思っていた
インドネシア農業開発と
もしかしたらどこかでつながるかな、と
想像していた日本の地域開発への
エントリーのつもりだった。

あと、このブログにもあるけど
2009年の広島の中川さん。
彼のインパクトは大きい。
雇用を生み出すという意味で
僕はここから規模拡大へと舵を切る。
本当は嫌だし、今も個人的には恐怖感が強く
いつも不安しかない。
だからか、僕の規模拡大の仕方は
カタツムリのゆく如く鈍いのだけど。

農業でいえば僕はたかだか10年程度。
でも、優秀なスタッフが集まり
僕が特段指示しなくても、
普段の営農は完璧に行われるようになっている。
インドネシア研修生OB達も昨年はグループ化し
JICA基金を取得して活動している。
次はコーヒー農園への投資だが、
ここは少しハードル高め。
これを越えられるかどうかが次のステップだね。
で、スタッフ立崎をインドネシアに派遣。
技能実習生受け入れだけでなく
その地域へ協力隊を自社で派遣するという
10年前に夢想していたことが
少しずつ現実になる。

自分らしい農業との出会いはなんだったのか?
それは自分はこれを通じて何者になろうとしているのか?と
言うことなんだと思う。
僕は農業が好きで好きでたまらないというわけじゃない。
ご縁があって
農業を生業としている人々との出会いの中で
同じように農業を生業として生きる家族に生まれ
同じような視点で
僕らの生活が良くなる仕組みを
考えたいというのが
スタートであり、ゴールなんだと思う。
そのために必要なことは
すべて行うし
それに対しては全力を尽くすし
そういう自分を準備することが
自分流の農業との出会いなんだろうなぁって
今は思う。



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
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