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来客あり。
インドネシア領事館から
8月下旬ごろからいろいろと電話で調整があり
9月6日来園が実現した。
お客さんは、
元インドネシア共和国チェコ大使。
退職されてから、
故郷であるスマトラのトバ湖の近くで
農園を経営しているのだとか。
ただ住んでいる場所はジャカルタ。
いわゆるあちらスタイルの
ブルジョワ農民ってやつね。

その彼。
新しく梅やイチゴに取り組みたいと
日本にその勉強に来たらしい。
残念ながら農園では
そのどちらも栽培品目に入っていないけど
農業経営について意見交換したいので
ということで
わざわざインドネシアから
やって来られた。
頭の良い方で
少し話せばすぐにその肝の分かる人だった。
こういう人と話をするのは楽しい。
2時間ほどのアテンドだったが
あっという間に時間は過ぎてしまった。

インドネシアの農民の貧困を
その作物の構造に着眼している辺りや
全部の問題を教育で解決できると言わないところが
気に入った。
あと盲目的な有機農業信奉者でない
自称有機農家の
インドネシアのブルジョワ農民には
初めて会ったかも。
バランス感覚も良いね。

さてその彼。
販売は海外を考えているようで
てことはやはり日本か?と聞くと
呆れた顔で彼は言う。
「おいおい、日本?まさか。インドだよ、インド。日本なんてどんどん小さくなるし、いろいろと難しいこと言うから駄目だよ。中国にもつながりはあるけど、インドへ販路を広げていく予定だ」
だって。
日本がどんどん小さくなることや
ゆっくりと落ち目になっていることは
僕らは嫌と言うほど感じるし
そうなっていくだろうという予測もしている。
でも、それをインドネシアの方から
指摘されると、かなり複雑。
もう、ここはあこがれの地でも
先進的な地でもないのだろう。
すくなくともエリート層の間では。

ここまで短時間で
本音で話せた人は少ない。
それはそれだけ彼が聡明で
適当な想いでここまで来たわけじゃないからだろうね。
ちょっとやくざの親分みたいな
そんなやんちゃなところも
気に入った。

最後には
孫からFacebookでメッセージが来て
ステゴサウルスのロボットのおねだりがあり、
後半はそれがどこにあるのかを
みんなでネット検索して終わったけど、
それはそれでインドネシアらしくていい。

こういう人と
仕事がしたいな。
最後にはあっけなく裏切られるんだろうけどね。
それも解っているけど
こういう人は僕はすごく好きだ。
どこかアレジャンの亡父や
パラッカのノールに似ているからかもしれない。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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