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研修2年目のデデの
今月のレポートについても書いておこうか。

彼は化学肥料による土壌汚染について
これまでいろいろと調べてきた。
なぜならそれが彼らの土地を
荒らしているんだと思っていたからだ。
しかし、化学肥料を長年使ってきた畑と
新しく切り開いた畑をいろいろと
しらべてインタビューしてみると
彼らが荒れたと思っている畑と
化学肥料との間に相関が無いことが
徐々に分かり始めた。
この視点を獲得するのに
ずいぶんと時間かかったけど
今はそんな偏見を彼は
払しょくすることができた。
さて、ではなぜ土地がやせるのか?
仮説としては、やはり表土流出なんだろう。
ということで、
今月のデデのレポートは
土壌保全の技術について
主に土木工事の方法を調べてきた。

土嚢から始まり
蛇籠による護岸など
公共事業なみの技術も多く紹介されていた。
インドネシアの土木技術のジャーナルからの
引用で、
どうしても住民レベルでは
難しんじゃない?ってものが多かった。
ま、それが出来るかできないかの議論は
あまり意味がないのだけど
僕が彼を強く批判したのは、
それらの技術を紹介しただけでは
意味がないってこと。
それは活用できそうなのか
個人なのかそれとも村行政や郡行政なのか
どのレベルなら可能なのか
その試算や自分たちの地域の資源と絡めての
考察がまるでなかった。
もちろん、そんな試算は間違いだらけかもしれないが
その絵に書いた餅がなけりゃ
何の意味もないのだ。
報告書と言えば
情報を羅列する輩がたくさんいるが
そんなことしてなにがどうなるっていうんだ?

ま、何をどう加工して
レポートに仕立てようとしても、
まったくの知識なしで土壌保全の土木系技術を
レポートで紹介しようと思った
彼のセンスの敗北だな。

こういう月間レポートは
指導が難しい。



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

俳句もしております。「雪解」「街」「いつき組」に所属しております。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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