第21回JA福井市総代会が
19日の午前に行われた。
僕はJA福井市の経営管理委員として
この総代会に出席。
青壮年部の部長は
経営管理委員としてJA運営に係わるという
仕組みになっているので、
特段なにか偉いわけではない。

さて、今回の総代会。
提出議案が第1号議案から14号議案まであった。
1号議案は28年度の事業報告。
2号議案から14号議案までが
ざっくりいえば29年度の予定だ。
いつもなら結構しゃんしゃんと
終ってしまう総会だが、
今回は、もめるだろうなぁ、とおもう議案も
この中にあった。
それは第3号議案。
JAの自己改革についてで、組織・事業の再編についての
計画を記されているモノである。
この自己改革は、
農業改革を謳う安倍内閣の
農業とはなんの事かもよく知らない
あと一方的にしか見ることのできない
規制改革会議の農業ワーキンググループが
農業改革を農協改革とすり替えて
議論しているとばっちりを受けて(?)
農協法の改正があり、
それに合わせての自己改革があり、
また一方で農村や農業を取り巻く構造の変化で
信用と共済を主軸とした農協の経営が
このままいくと赤字ということもあり
事業や支店などの統廃合を計画したのが
第3号議案というわけ。
とくに支店の統廃合は
組合員さんからも根強い反発がある。

で、総代会では
やはりこの3号議案に対する質問や
反論が多かった。
秀逸な質問や意見もあり
とくに殿下の方の意見は
ごもっともなところもあった。
農協には事業経営の側面と
運動体的な側面とがあるとし
経営的に合理的な判断として支店再編というだけでは
運動体として今後どのような求心力を
確保していくのか、という意見で
真っ当な発言だと思う。
だが、運動体としての農協は
小さな農業の弱者を守るんだという共同体運動は
その社会的構造の複雑化によって
かならずしも2項対立的にカテゴリー化できず
この多様な価値観の中では
空中分解しつつあるのは
昨今の情勢を鑑みればわかることだろう。
どんなに声高にそれを叫ぼうが
その叫ばれている方たちの
子供や孫が青壮年部に入っていない状況が
ま、それを言い表している。
それをいうなら
僕は青壮年部こそその運動体を
『まだ』純粋に持ち合わせている団体だと
言いたいので
ぜひ、昨日の総代会で意見された方たちは
お孫さんを青壮年部に入れ
そこからJAの運動体として先頭を切って
旗を振ってほしいと思う。

採決では
29年度の計画を
つまり2号議案から14号議案までを
一括して採決しようとすると
会場から
『3号議案だけはずして採決せよ!』
と声がとび少し騒然となった。
一括採決するか、3号議案を別に採決するかの
決を採った結果、一括採決が多数を占めたので、
一括で採決を取り、すべての議案が
原案通り承認された。
これでJA福井市は事業と支店の再編に
これから着手することになる。

皆さんの地区の支店はたぶん無くなります。
一ブロック一支店なのですから。
係わりが薄くなると危惧しているのは
僕も同じです。
この間を結ぶ一つの組織として
青壮年部の在り方も
これから問われなければなりません。
運動体の側面を
青壮年部が担えるのかと言われると
やはり多様化する価値観の中で
均等に所有する水田兼業の声という
訳にはいかないのが現状です。
というか、そういう家の方に限って
息子さんやお孫さんは青壮年部に入っていませんよね。
その価値観で行くのなら、家族の方をいれないと
始まりませよ。
というのは蛇足か。

とにかく変化がおきる準備は整ったというわけだ。


関連記事
Comment
Trackback













管理者にだけ表示を許可する

Comment form

田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ