普段だったら相手にしない。
アポなしでやってくる営業マンは。
しかもスタッフへの授業が控えている昼休みで、
娘の晩御飯の準備の途中で
自分の昼ごはんは電子レンジにかけたままの
そんな状態ならば、とくに相手にしない。
なのに、なぜか長話をしてしまった。

それは、その相手が農文協だったことと
大学では文学部だったこと
クリフォードギアツを知っていたこと
などが
僕のどこかのスイッチを押してしまった。

もともと
農文協には不満がある。
僕は内山節や守田志郎、宮本常一、渡植 彦太郎などの著書を
農文協を通じて読み漁った時期があった。
それはとても幸せな時間で
大学院の社会学で答えが見つからなかった僕に
ある程度の答えを示してくれた気持ちになった時代もあった。
でも、それらはやはり
今の現状を変えるだけの力にはならないし
それが答えでもないことに
気付き始めてからは
農文協の出す本を手に取ることは少なくなった。
小さい農業が儲かるなんて本は要らないんです!

僕が読みたいのは
このグローバルな時代に
その先を進むような共生社会の在り方を
ローカルに語る人々の声だ。
新興国の田舎と貧富の差と日本の消滅する田舎の問題を
グローバリゼーションだからこそ、
いやその場でなければ解決策なんて出てこないと
僕は思うのだけど
その新しい知恵が出るはずのその場が
今、まだまだ断絶的にしか形成されていないのだけど
それが作れるだけの下地は十分形成されつつある中で
農文協はもっと思想的にも含めて
それを語る著者を探してほしい。
ぜったいどっかにいるはずと僕は思う。
僕はそれを読みたい。

なんて話を農文協のペーペー営業マンに対して
玄関先で30分以上してしまった・・・。
そんなこんなで、スタッフの授業は流れ、
娘の晩御飯のカレーは慌てて作るからルーを間違えて辛くなり
自分はお昼抜きで仕事する羽目になった。

ちょっと病気かもな、と思いつつ
いや、おっさんってこんなんだよな、と
自分に言い聞かせている。

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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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