今さらなんだけど
こんな本を読んでいる。
それも結構深く。
倉沢愛子 著 『日本占領下のジャワ農村の変容』 
1992年の本で
僕がIPB留学中に取り寄せて
一度は読んだ本。
ちなみに
この本はインドネシア語になっていて
インドネシア社会学の社会変容論では
必読書でもある、というのは余談。

さてさてこの本だけど、
今、農園のスタッフ向け(ま、対象は1人だけど)に
読書会をしていて
この本を読んでいるところ。
その中で要約作りも一緒に指導していて
そのお手本として
自分も各章ごとに要約を作っている。
きっちりとした要約を書くのは
大学院以来の作業で
正直、ちょっと大変だったけど
やってみると結構面白く
それに頭の回転が良くなる感じ。
物事を掴み取る力が
最近衰えたかなぁ~と思うこともあったけど
この作業に取り組んでからは
結構、思考も明確な感じがする。
趣味として「専門書の要約書き」というのはありかもね。
というのもこのエントリーでは余談か。

憲法記念日で9条がクローズアップもされているので
この戦争下の社会変容の話は
ある意味僕にとってもホットトピックだった。
戦争の犠牲というかそのおかしいくらいの社会に対する圧力は
さまざまな変容を生み出す。
その一部を抜き出して、後世になって
だから意味があった
と声高に主張しても
全体のその暴力的な変容に
何一つ良い評価を付け加えることはない。
倉沢さんの本は
静かに、でも、
占領下でのインドネシア農村が
リアルにどんなふうに変容してきたかを
詳細に記述することで
その膨大な全体をもって
メッセージとして迫ってくる。

奇しくもそれは
西川先生がFBであげていた
1991年のサンダース氏の演説が
倉沢さんの本とシンクロして
僕の中に飛び込んできた。

http://www.dailymotion.com/video/x48atb6

駅前で
安全保障法案の正当性を叫ぶ
若者たちが居たが、
やはりロジックがおかしい。
海外の情勢にどういう態度が正当なのかなんて
そんな話は
この本の前には上滑りで耳に入ってこない。
想像力の欠如が
今、社会に蔓延しているのかもしれないね。
倉沢さんの本の要約も
ここでアップしようかと思ったのだけど
それを学生が引用するからやめてくれと
妻が言うので
ここではあげない。
なんとも窮屈な世の中だね。
そんなGW。




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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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