2年前に頼まれた
タンジュンサリ農業高校の
ネットワークは、
この時の印象を記憶の限り思い出せば、
それは研修卒業生たちと
交換留学経験者たちのネットワークで、
その中で何か活動できないか、という程度だった。
近況のやり取りだけでは
その会自体が存続する意味はあまりない。
会の事務所は学校の施設を使えばいい、
という破格の申し出だったが
この時は正直、乗り気はしなかった。
そんな会を作ってどうするんだ?というのが
率直な感想だった。

では、なぜ今になって
そんな前にスルーしてしまったアジェンダを
掘り起こすのか?
たしかにOB会の総会で「けしかけられた」というのも
あるけど、
それだけじゃない。
僕もうすうす気が付いていたことがある。
今やっていることの、その先をどうするのかってことを。

外国人技能実習生の本来あるべき姿と
それを真っ当な形で運用することができた場合
スンダの村の事情に詳しいというような
条件が揃えば
日本の福井という田舎に居ても
いや田舎だからこそ
農業という共通のカテゴリで
でもその社会・文化的ストラクチャーの
違いによって目に見える
その形の違いとギャップを包含しつつ、
だけど農業のもつ独特の生産様式から
影響を受ける生活や経営体や考え方を
すべてひっくるめて
一緒に考えることのできる土俵に立って、
何も後ろめたくもなく
農業というキーワードで
ここ福井の村とスンダの村の発展について
正々堂々と係れるんじゃないか?
と考えていた。
で、その野望は
それなりに形になり、
それなりに結果らしいものを
得ることができた。
といっても
まだまだみんなはその小さな結果の中で
躓いているんだけどね。
だから、僕らは、
その次を見たくなった。
その形になりつつある結果を
僕はどう背中を押せるのか?
そんな気分の中での
今回の訪問だった。

それに合わせて夏ごろから
SNSを駆使して、
研修の卒業生たちと
このアジェンダについて共有し
議論を繰り返してきた。
と書いたけど
その卒業生たちとの議論の結果は
僕を満足させることはなかった。
もう一歩踏み込んだ議論をしようとする僕の前に
彼らは必ず決まってこう答えた。
「田谷さんが来たら、僕らは議論を深めます」。
そのぬるい答えは
僕を失望させるのに十分だった。
その失望とそんなことに傷ついてやるものか!
という僕の気持ちの半分半分の中での
今回の訪問だった。

つづく



関連記事
Comment
Trackback













管理者にだけ表示を許可する

Comment form

田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ