腰の調子が良くない。
11月最後に壊した腰は
どうも治りきらないまま
慢性化の状況になりつつある。
ナントカシナキャイケナイネ。

さて12月の勉強会の記録をしようか。
アンビシ勉強会もこれで
丸6年となった。
エントリーの記録も108回目と
煩悩の数と同数に。
記録忘れもあるから実際の勉強会の数は
もっともっと多いだろうね。
そんなにやっても
賢くなった気がしないのは
僕だけだろうか?

さて、
今回の煩悩の数と
同数のエントリーの栄誉を得たのは
山崎大和だった。
彼の発表した本はこれ。

吉川直子 著 『人ひとり雇う時に読む本』

今年から大和のジェラート屋では
初めて家族以外の正社員を雇用した。
で、いろいろと考えるところがあったようで
この本を読んだのだとか。
他人を雇うって責任が大きくなるから
適当にはできないもんね。

社会保険や労働保険、
契約書や最低賃金、
果てには履歴書の見方や
面接の仕方、
雇用より解雇はもっと難しい、
なんてことをずらずらと話し合った。
僕にとっては特段珍しい情報はなかったが
過去にあたふたしたことを
勉強会のメンバーも
同じようにあたふたしていたのが
面白かった。
雇用に関する諸条件をそろえていく過程で
手間が足りないから人を雇うって
当たり前だともっていた考え方から、
そういう発想とは違った考えに
行きつくはずなんだけど
メンバーにはまだまだ
「手間が足りないから人を雇う」って
意識が強いようで
雇用の諸条件をそろえることに
億劫だったりびびっていたり。
でも、それそろえないとブラックだよ、皆さん。
という僕も
努力をしているけど
グレーゾーンが全く無いわけでもない。
そこはもう少し経営形態を変えないと
(つまりは法人化なんだけどね)
実現が難しい部分でもあるので
そこに向けて検討はしている。

さて、その「手間が足りないから雇う」とは
違う考え方って何だ?ってことだけど、
それは「その人の人生も背負ってもいいのか?」ってこと。
基本、手間が足りないや足りなくなる見込みや
業務が増えることを想定して雇うんだけど
ただ単にそれだけじゃないって
ここ数年は良く思う。
雇おうって思う人の
その人の人生を僕は半分くらい背負うのが
雇用ってことだと思う。
この人と一緒に歩んでいくための
モティベーションを維持できるかどうか。
定年や辞めたいって言うまで
しっかりと雇用を続ける覚悟が自分にあるのかどうか。
この人だったら
僕は苦労を惜しまないって思えるかどうか。

でもね。
面接なんて長くても30分程度。
きれいに書かれた履歴書からは
何も読み取れないし、
良くも分からん。
だから、
話している間にいつも自問するのが
こいつの人生を僕は背負う覚悟があるのかって
繰り返す。
人の面接をしておきながら
僕が問いかけるのは自分なんだ。
家族構成やそれまでやってきたこと。
何に情熱が持てたか、何に頑張ったか、
何に価値があると思っているのか、
そんな人柄を見ながら
僕は自問する。
こいつの人生背負えるか?って。

大和のプレゼンで
「もう一人自分がいたらって思う」
という言葉も僕には引っかかる。
同質の人間が集まることは、
僕は必要ないと思っている。
価値観があまりに違いすぎると
ちょっと大変だけど、
僕らの経営体にはインドネシアのスンダ人が
一定数組み込まれているので
その価値観以上にギャップが無ければ
とりあえずはOKだ。
だから僕はあえて
僕には無い物を持っている人を採用する。
僕から一番遠そうな人間。
農業の技術や知識の有無は関係ない。
若いのであれば、できればそれらは無い方が良い。
農業とは違う経験をたくさんした人、
そんな人が僕は好きだ。
農業が停滞して高齢化して、
ただ単にモノを多く作る以外のイノベーションを
起こせなくなって久しい。
それは農業を「農業」で固定化するからだ。
この業種はもっと懐が広いはずだ。
だから僕は農業以外の経験を
たくさん持っている人を採用したい。
それが農業界にとって大きな糧になると
思っている。

と立派なことを言っても
メンバーの入れ替わりは激しい。
5年前に農園のみんなで撮った写真には
10数名写っているけど
家族以外はみんなもういない顔ぶれ。
来年みんなで撮る写真も
今年の顔ぶれとはまた大きく違う。
僕と一緒に仕事をするのが嫌になって
辞めた人もいないわけでもないけど、
それよりも
みんなそれぞれに夢があり
その夢の途中下車で
この農園に立ち寄っている感じが
最近はある。
だから次の夢の列車が発車する時、
みんなその列車に乗って次に向かっていく。
僕はいつもホームでそれを見送る役。
元気でね、と笑顔で手を振るけど
結構しんどい。
その人の人生を半分でも背負えるか?と
問うて雇うのだから
別れはやっぱり尋常じゃない。
でも雇うのもエゴだから
しょうがないね。

僕も夢の列車に乗っていると思わないこともないけど
その列車にいつまでも一緒に乗ってくれる人は
少ない。
ま、でも一緒に乗ってくれる人が
居るだけでも今はとても幸せさ。
その人たちと一緒に
僕らは農業を農業で固定化しない
イノベーションを起こしていこうと思っている。
雇用はそういうことだと
僕は思うんだけど、
みんなはどう思う?




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初めまして

 いつも楽しく拝読しております。腰の方は今のうちにきちんと対処しておかれた方がいいと思います。僕は椎間板ヘルニアを発症してから仕事に対する考え方が変わりました。幸いにも手術することなく済んだのですが退院後は2年ほどつらい目にあいました。自身の体調次第で雇用に対する考え方も大きく変わると思います。
 ぎっくり腰といえども再発すると大変だと思います。ひどくなると腰の痛みのことばかり考えるようになってしまいます。一度専門医に診てもらうほうがいいかもしれませんね。頑張って下さい。

初めまして

 いつも楽しく拝読しております。腰の方は今のうちにきちんと対処しておかれた方がいいと思います。僕は椎間板ヘルニアを発症してから仕事に対する考え方が変わりました。幸いにも手術することなく済んだのですが退院後は2年ほどつらい目にあいました。自身の体調次第で雇用に対する考え方も大きく変わると思います。
 ぎっくり腰といえども再発すると大変だと思います。ひどくなると腰の痛みのことばかり考えるようになってしまいます。一度専門医に診てもらうほうがいいかもしれませんね。頑張って下さい。

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Re: 初めまして

ぐりんべるとさん、コメントありがとうございます。
たしかに体の状態は、心の在り方に大きく響きますね。
腰は専門医の方にも見てもらいたいと思っています。
これからもブログお付き合いよろしくお願いいたします。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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