今年もJICA北陸とコラボでイベント。
北陸3県の学生さんと5回シリーズで
JICA北陸が国際協力について勉強する
JICA北陸キャンパス。
その4回目が農園たやでのワークショップだ。

前日まで東京出張で
前夜は勉強会&懇親会で
イベント当日も朝の配達があってなかなか
分刻みの日程の中でのワークショップだった。
でもでも農園には心強いスタッフが
たくさんいて、
高ちゃんとすーちゃんの両名の大活躍で
なんとか学生さんが来るまでに準備は万端だった。

さてワークショップ。
午前中は農園を散歩がてらに見学し、
研修棟で僕とスタッフ、
そしてインドネシアの実習生たちが
それぞれにプレゼンしてインプットは終わり。

お昼ご飯に農園の野菜で作ったカレーをみんなで食べて
すーちゃんの独特の雰囲気を前面に出した
クイズ大会で和んだところで
ディスカッションに入った。

国際協力とインドネシアの2つがテーマ。
それぞれのテーブルに分かれて
ディスカッションを行った。
僕は国際協力を担当。
学生さんに興味関心ごとを
紙に書きだしてもらって進めたのだが、
その中でも印象に残っている質問が
学生のうちにやっておく必要があることは何か?
ってやつかな。
国際協力の現場で働きたいと思っている
学生さんもちらほらいて、
そんな学生さんはやっぱり
何をどうすればいいのか具体的な道筋のない
この業界の入り口あたりでいろいろと悩むようだ。

この答えは、僕は明快に一つ持っている。
海外を旅行すること。
そして都市じゃなくて、観光地でも無くて、
村へ向けていくこと。
できれば陸路や海路で国境を超えること。
その経験をぜひ学生のうちにしてほしい。

国家が国家としてあたりまえには存在しないことを
都市から農村にかけてのグラデーションの中で
感じ取ることができるし、
貧富とは何かを意識することもできる。
何が裕福で何が貧しいのか、
目の前につぎつぎに飛び込んでくる情報に
いっぱいいっぱいになりながら考えたらいい。
そして、
ゆうゆうと国境をいったりきたりする人々との交流を通じて
国って何かを考えたりできる。
その中であえて「国際」という意味を
考えてみようね。

社会人になると
ピンポイントでミッションをこなすために
目的地に行くことが多い。
わざと時間のかかる経路を通ったりしないもんね。
直接首都に飛行機で着き、
そこから目的地まで車や電車や飛行機で
直行するのが当たり前になる。
でもね、現地の人と一緒のスピードで
動かないと現地のセンスって磨けないんだよね。
これができるのは学生の間だけなんだ。
空気感というか、現場の雰囲気というか、
そんなものに触れながらセンスって磨かれるんだ。
僕は、
二十歳の誕生日はタイとミャンマーの国境で迎えたさ。
大学の卒業旅行は
ベトナムを鈍行の列車と自転車で往復縦断した。
あの経験は今も大きな財産となっている。
そして、あの時に苦しんだこと
見たこと、聞いたこと、食べたこと、怒ったこと、笑ったこと
それらが次につながる大きな財産になった。

だから学生さんに伝えたい。
ぜひ人のスピードで海外を移動してみてほしい。
そして、
ぜひその境目に生きる人たちを見てほしい。
そうすれば、境目というもの自体が
勝手に創造して固定化した概念に過ぎない
ということに気が付くだろうから。
そこから見える「国際」協力は
また違った世界が広がっていると
僕は信じている。



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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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