週末は日本福祉大学の学生を受け入れた。
妻の小國のゼミの学生で、
国際協力と技能実習制度について
関心があるとのことで受け入れをした。
なので、そういう関心のある農園のスタッフと
インドネシアの研修生で対応した。

2日間の日程で、
1日目は以下の通り。
農園やここの集落の見学を軽く行い、
研修棟でインドネシア研修生や
僕を含めたスタッフがそれぞれ
簡単なプレゼンを行い、
国際協力と技能実習制度の2班に分かれて
ディスカッションを行った。
BBQをして、農園のバンド演奏もあって、
楽しく過ごした。

2日目は、午前中に学生たちは
ここの集落をそれぞれ歩いて回った。
気になったものを写真に撮ったり、
集落の人にインタビューをして回った。
それをお昼休みの時間に
フォトセッションとして発表。
意見交換をしてゼミ合宿の全日程を終了した。

全体を通じて考えさせられたのは、
インタビューという作業について。
それは学生にはまず
アンテナを作る作業が必要だということ。
これは別に学生に限ったことじゃない。
うちのスタッフにも言えることだし、
インドネシア研修生にも言えることだろう。
もちろん、僕も含まれる。
その強弱はあるにせよ、
何かをインタビューで聞き出す作業には、
感度の高いアンテナを準備すること
なんじゃないかな、というのが
インタビューが上手くできない学生を見ていて
良く感じた。
きっとこれを聞きたいのだろうな、
とこちらからは見えていても、
彼女ら彼らの質問と
インドネシアの子を含めた僕らの答えと時にかみ合わず、
学生の頭の中のイメージが空中分解し
もがき苦しんでいるその姿が
なんとももどかしく
ついつい厳しいことも言ってしまったのは反省。
学生の立ち位置も明確にはされず、
分断された質問の連続に
ライブ感は全くなく、
対象者であった僕らは消耗した。

インタビューってライブだと思う。
打てば響く。
小さくたたけば小さく響き、
大きくたたけば大きく響く。
お互いの反応が相乗効果を生み、
インタビュアーが相手の視点に寄り添う
姿勢を保ちつつ
合いの手を上手に入れて
対象者が悦に語る。
そんな風にできたらいいんだけど、
これを聞こうと決めてきたことばかり捉われて、
話の中で出てくるキーワードに反応しないのは
ちょっと辛いかな。
余裕もなかったのかもしれないけど、
そういう言葉に反応できるような
アンテナをきちっと作り上げる必要もあるんだろうね。
それにはそれまでに勉強してきたことや
自分がそれにどういう意見を持っているかも
含めたインタビュアー自身の立ち位置も入れながら
その場を作り上げていくことも必要じゃないかと思う。
これはうちの新人のすーちゃんにも
よくよく理解してほしいことだと思っている。

2日間の日程で
学生さん達はとても礼儀正しく、
また初めての農村にもかかわらず
ちょっと話しにくそうな住民の人にも
話を聞けていたのが
素晴らしかった。
またディスカッションを常にどうまとめるかも
頭の隅に置きつつ
最後にまとめ上げる作業には
かなり訓練もされているんだな、と関心もした。

思ったよりも「聞けない」っていうのが
分かれば、
3年生のゼミとしては十分だと思う。
ここで凹んだことを忘れないで、
これからの糧にしてほしい。




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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
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