夏も終わりに近づいている。
例年よりも早めの秋の長雨のせいか、
朝晩もやたらと涼しい。
作物の生育は気になるところだが、
夏バテが解消されるので
こういう気候は、本能的には受け入れやすい。
さて、涼しくなったということで、
8月の間は休みにしていた
インドネシア農業研修の授業は再開しようじゃないか。

まずは、前期の締めくくりということで
UAS(期末試験)をやろう。
前回のエントリーでも書いたが(リンクはこちら)、
前期の2つの授業をまとめて試験する。
研修生たちはここにやってくる前に
農村ポテンシャル調査を受けている。
そのレポートを
自分の地域ではないものを読み込んで、
学友の地域にどんなアグロビジネスを展開できるかを
プレゼンする試験。
農業構造論で、ポテンシャルを浮き彫りにし、
地域開発論で学んだ事例のように
社会的起業をして地域活性化につなげるような
新しいアイディアを生み出せれば
評価はAだ。

まずは3年生のジャジャンが発表だ。
対象は1年生のイマンの地域。
自然的資源・人的資源・社会的要因などをひも解き、
ジャジャンの提案は、
「巨大ダム観光地にアンテナショップを作る」だった。
イマンの地域からそれほど離れていないところに
今、巨大なダムが建設されている。
環境破壊や住民移転などでかなりもめた案件だが、
完成すれば大きな湖ができ、
一大観光地になるのではないかと
期待も地元では大きい。
その湖の湖畔に
PUAPなどの資金を活用して
イマンの村の資源でもある地鶏と農産物の
レストラン&特産品直売所を開くことが
ジャジャンの提案だった。
湖の湖畔にはいろんなレストランや土産物屋が
出来ることは創造し易いが、
地域を丸ごとプロデュースして販売するような
そんな形態のお店はたぶんほとんどないと思う。
そういう意味では、
ジャジャンの話は面白けど、
資金的にはかなり無理があるようにも思えるね。
あと湖の湖畔なのに
地鶏を食べるっていうのがイメージとしては
どうだろうか。

ま、でもプレゼンは上手になったね。
日本で見た資源を
(今回は富山で見た道の駅がそのイメージらしい)
インドネシアに落とし込む作業が
自然とできているのが面白い。
その深度はもうちょっと浅いような気がするけどね。
3年生らしい発表でとても良かった。
ということで、評価Bだね。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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