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お隣の集落に中橋農園という
大きな園芸の農園がある。
ここの社長は、僕の父の大親友で
良く二人で飲みに行っていた。
その中橋さんは
就農する前にはしばらくうちにも
研修に来ていたこともあった。

僕が中学生の時
福井県で受け入れたインドネシアの農家に
会いに行こうというツアーがあった。
それに僕はついていったのだが、
そこで中橋さんには良く遊んでもらった記憶がある。
その時から中橋さんは
僕がとても大好きな人の一人になった。
その中橋さんが、僕が高校生だったかの時に
結婚した。
僭越ではあったが、どうしてもお祝いを言いたくて
電報を送った記憶もある。

その中橋さんの長男が
今年大学を卒業し、実家の稼業を継ぐという。
で、うちで1か月ほど預かってほしいといわれ、
この6月、僕の農園で研修をしていた。
といっても、農園でみんなと一緒に働いただけだけどね。

とても大事に育てられたんだな、
というのが僕の彼への印象だ。
素直で、ちょっと珍しいくらい無垢。
いや1か月だから、葛藤は隠して
過ごしただけかもしれないけどね。
ただ本当に擦れていない感じで、
それが少し心配でもあった。
斜に構えるのが
僕ら世代が若いころからの習慣としてあり、
とくに順路にそって就職しない奴は、
たいてい、社会を斜交いに見る癖があった。
僕はそれがとても大好きで、
だから農園にやってくる奴のどこかそういうところを
僕は愛してやまない。
だのに、彼にはそれがあまりない。
というか、ほとんどない。
それがとても不思議だった。

ある意味ニュータイプなんだろう。
これからの農業を作り上げていく主体になるには
まだまだ修行が足りないが、
君が持っている感覚は
君だけのものだ。
それを自覚し、武器にできたら、
僕にはまねできない地域の主体に
君はなるだろう。
期待しているよ。






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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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