06 18
2015

P6140633.jpg

「だが断る」に続いて
こういうTシャツも気に入って着ている。
それは、
「他力本願」。

ネガティブな意味が先行していて
ひと任せや他人依存などという意味で
使われることが多い。
が、本来はそうじゃない。
仏教用語としての
他力本願の他力とは阿弥陀如来の力。
阿弥陀如来から差し伸べられている力を
感じて本願に達するという意味だろうと理解している。

が、現代風に考えると
これは相互作用(インタラクション)ってことになる。
他者との相互作用があって
僕らの願いがかなう。
他人とのご縁があって
その協力と協同で
そこに成果が生まれる。
自分が我を張っても
独りよがりじゃなにも生み出さない。

農業も一緒。
どんなに技があっても
天候ひとつでだめになる。
僕らが作物を育てるわけじゃない。
育つ作物の能力を引き出すお手伝いをする。
それが農業。
だから自然という他力との関係で
本願に達する。

食べてくれる人たちが居なければ
育てた作物も本願を全うできない。
美味しいといってくれる人たち。
僕らを信頼してくれる人たち。
そういう人たちとのご縁で
僕らは農家として生活を成り立たせることができる。

また農地やそれに付帯する設備、
そして生活の場としての農村も
そこに住む人たちとの協力があって
初めて自分にとって心地よい場となる。

写真はこの前の消費者交流の活動。
これもJAの指導員さんたちの理解と協力、
青壮年部の部員さんたちのそれぞれの想い、
そしてその場を楽しみたいという参加者の方々の
インタラクションによって生み出された。
だからこのTシャツを着ていった。

すべてはインタラクション。
それが他力本願。
僕らの能力がいかに発揮されるかは、
個人に秘めている力なんかじゃなくて、
他者との関係によって解放される。
それが、他力本願。


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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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メールは
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