05 07
2006

暖かくなってきた、というよりも、暑くなってきたこの頃。野菜が良く育つ。が、それにあわせて消費が伸びてくれるわけではないので、当然野菜はあまる。今日、つまみなを大量に捨てた。

4、5月はどうしてもこうなる。まだまだ寒い日もあるので、それを想定して野菜の種(葉野菜)を多めに播いているので、どうしてもあまる。そういうロスはしょうがないと思うし、これをどうしようかと合理的に考えるもの、あるいは合理性の罠にはまるようで怖くもある。

さて、野菜のあまりを見続けてきた父と母は、今日こう言ってきた。
『ベビーリーフを東京に出荷しよう』と。

地産地消などとすこし古ぼけてしまった言葉を持ち出す気は無いが、ローカルに生産することという点では、父の農業と僕の農業は一致していた。が、東京に出荷するとなると、ずいぶんと志向が違ってくる。100歩譲って、今は野菜があまっているから出荷するでも善しとしても、それの道の先には出荷量の安定からくる規模拡大や効率性を求めた作付け計画が待っているように思われてならない。

目の前の捨てなきゃいけない野菜はもったいない。と、僕も思う。しかし、地域の市場にしか出荷していない現状でも、ロスを考えて大量に廃棄しなければいけない。そういう今の作付けを考え直す方向に志向するべきだと思う。ロスを利益にするのではなく。

野菜を捨てながらそう考えた。
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mixiからお邪魔させていただきました。
私も、和歌山で蜜柑を作っていますが、年々消費量が下がって、単価が低迷しています。
経営という観点からすると、捨てることの方が合理的なときもありますが、自分が汗水たらして作ったものを捨てるのは、やはり辛いものですね。

Shimazoさん

はじめまして!
確かに、汗水たらして作ったものを捨てるのは辛いですよね。今日も捨てる作業でした・・・。

だからといって、合理性を目指して、ロスの分を新しい市場開拓へつなげる方向には、僕はあまりしたくないです。結局は自分の首を絞めかねませんし。

農業を経営の視点だけで考えてしまうと、なにか恐ろしい罠にはまってしまいそうで、それとは違う方向を志向しようと模索中です。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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