さて、大晦日。
なので、恒例のこのエントリーをアップしよう。
今年の僕の周りの10大ニュース!

意外にこのエントリーを楽しみにしている
コアな方がいるので
僕もしっかりと今年を振り返ってみよう。


10位 イラが日本人女性と付き合う

農園に来ている技能実習生の一人が
日本人女性とのお付き合いをしている。
それが始まったのは、今年からではないのだが、
お付き合いが本格的になったのは今年。
農業研修を長くやれば、
いつかこういうカップルも生まれるだろうと
想定内に入れていたが、
実際にカップル誕生となると驚いた。
いろんなことが上手くいくといいね。
温かく見守りたい。


9位 やたらと役を引き受けてしまう

妻から
「今年はすべてにおいてクオリティが低い」と
酷評されたのは、
まさにこれが原因だっただろう。
PTAの3役の一つ庶務。
町内の青年会の総務。
地元の公民館の運営審議委員。
JA福井市青壮年部河合支部の副部長。
JA福井市青壮年部の副部長。
JA県青協の委員。
と、まぁ、みごとに役が揃ったわけだ。
会議が重なると
平日でも毎週2回ほどは出席したし、
9月中旬から12月上旬まで
土日はかならずこれらの役のイベントか
またそれが無くても他のイベントで
つぶれてまったく休めなかった。
地域を創る主体になるなら、
新しい組織なんてナンセンス。
既存の組織を内側から眺めて、
微力ながら変化をつけていくのが
僕の地域づくりの信条。
とその信条に正直に従ったら、
こんなにもたくさんの役を引き受けることになってしまった。
さすがにキャパシティがオーバーし、
クオリティを確保できなかった反省はあるが、
地域がどんなつながりで動いているのか、
それを横断的に眺めることができた稀有な年だった。


8位 ベビーリーフとトウモロコシと吉川ナス

今年はスタッフが大きく育った年だった。
大西はベビーリーフの部門を
ほとんどまかせっきりになっているが、
その期待にきちんと応える素晴らしい仕事をしてくれた。
質も量も確保し、お客さんの満足度も高かった。
彼を受け入れたときは、
ここまでやってくれることなんて想像していなかったけど、
とても良い意味で期待を裏切ってくれた。
本当にありがとう。

佐藤はトウモロコシの
商業ベースにのる栽培に成功した。
ハウス栽培主体の農園だが、
今後力を入れていきたいのは露地栽培。
そこにはまだまだ僕らのポテンシャルを
延ばせる地平がある。
トウモロコシは、その第一弾と言ってもいいだろう。
虫や鳥の害がひどかったが
彼の研究と努力で
農園はまた一つ有力な品目を手に入れた。
本当に素晴らしい成果だと思う。

そして吉川ナス。
僕の手はナスに向いている、なんて
一時思っていた。
僕の所作がナスと気が合う、だから、
とても良いナスが作れていた。
と思っていた、これまでは。
でも今年、
吉川ナスの苗づくりに失敗してしまった。
だから今年はほとんど吉川ナスを出荷できなかった。
この悔しさを来年に活かすために
僕はまた基礎からナスづくりを勉強した。
成功に胡坐をかき、天狗になれば、
こういう結末になる。
農家は挑戦者だ。
王者・自然に挑む挑戦者だ。
その気持ちを忘れてはいけない。


7位 クスワント帰国、レンディ来日

技能実習生のクスワントが
任期満了で帰国した。
彼はとても頭がよく、僕は彼と議論をするのが楽しみだった。
たぶん、これまでで一番、
僕を刺激してくれた実習生だったろう。
卒業発表も、これまでとは毛色の違う
途上国と日本との間にある
サプライチェーンを
途上国の農家が突き詰めていくという
その視点が、僕を大いに刺激した。
君がいた3年間は、僕は幸せだった。
ありがとう、クスワント。

そして代わりにやってきたのはレンディ。
カメラを向けると女たらしな瞳をするのが
悪い癖だが、
これまでの実習生の中では
一番ギターが上手い。
彼の加入で農園たや~ずのレベルは
確実に上がったといえよう。
あと彼は、本格的なやや大きめの専業農家の御曹司。
これまでの小農の息子とは違う視点で、
かなりビジネスにこだわった発言が多い。
こういう刺激も僕は好きさ。
君のいる3年間も楽しくなりそうだ。


6位 大学のゼミを農園で受け入れる

こういうこともやってみたかった。
大学のゼミを受け入れて、
農園のメンバーと一緒に
地域開発や国際協力の議論をすること。
今年は明治学院大学とJICA北陸の大学生セミナーで
農園ゼミを開いて議論した。
こういうつながりを
来年以降もっと増やせたらいいなぁ~。
大学関係者の皆さま、
先生たちの学生さんと一緒に
僕たちの農園で農作業して、
地域づくりと国際協力の議論をして、
取れたて野菜でBBQをして
みんなで一緒に歌って踊りませんか?
BBQの実費のみで受け入れますよ。
ご検討よろしくお願いします。


5位 福井市農林水産奨励賞受賞

えっと、こんな賞をいただいてしまいました。
奨励賞ということなので、
まだまだ足りない!もっと頑張れ!
ということなんだろうと思う。
若手農家との勉強会や
インドネシア農業研修事業や
BBQイベントや
合間に農業や。
そんなことを評価いただき、
本当にうれしかった。
これを励みに、さらにがんばろうと思う。


4位 福井市長を囲んでの勉強会

僕が世話人を務める
若手農家の勉強会「アンビシ勉強会」に
福井市長が参加してくれた。
その回は、福井市長を発表者に据え、
今後の福井市の農業について議論できたのは
今年の大きな収穫だった。
農業は総合科学。
栽培学、土壌学、応用昆虫学、微生物学、分析化学、農薬学、育種学、環境工学、生態学、気象学、経済学、経営学、社会心理学、農村社会学、文化人類学、農業政策学、国際関係学など
僕らを覆う現象を
それぞれの学問で切り開かねばならない。
学びは尽きず、
時間も少ない。
これからも
立ち止まらず、勉強に励もう。


3位 北野が青年海外協力隊としてセネガルに赴任

農園で研修をしていた北野が
青年海外協力隊に合格し、
今年セネガルに赴任した。
預かった責任が大きく、
僕自身もそそのかした面もあったので、
協力隊に合格した時は、本当にほっとした。
でも、
僕のお気に入りの子だったので、
その別れはとても辛かった。
考えてみると、
僕らの営農から外に向かって発進する
若者が生まれたことは、とても意味深い。
地域を創る主体として
その覚悟と責任を持った人間が
ここから旅立っていくのは、
僕らにとっても、とても誇らしい。
北野君、セネガルでの活躍、
応援しています!


2位 妻が国際開発学会の常任理事に!

これが1位でも良いくらい
僕には衝撃的だったニュース。
家事もし、仕事もし、
毎週単身赴任でがんばり、
その分野で成果を出すことは
かなりハードルの高いことだと思う。
僕の学問の師でもあり、
人生のパートナーでもある彼女は、
それを達成しているように見える。
既存の学問のその次を生み出す場が
学会だと思うが、その学会の常任理事なんて、
そうなれるもんじゃない。
本当に素晴らしい。
尊敬します。


1位 お祭りマンボ!

農園のある集落・高屋の秋祭りに
農園のバンド「農園たや~ず」が出場した。
1時間の単独ライブ。
仕事をしていると
なかなか地域の人たちとの交流がないのが
悩みだったが、
こうして交流の一歩を踏み出せたのは大きかった。
日本語とインドネシア語が
交互にでてくる楽曲の選曲も良く、
演奏もまとまっていた。
特にボーカルを務めた
研修2年生のジャジャンがとても格好良かった。
君らの演奏は
きっと集落のみんなにも届いていたと思う。
君らを誇りに思います。


番外編 思い出のマーニー

これまで映画館で号泣なんてしたことがなかった。
同じ映画のために2回も映画館へ足を運ぶこともなかった。
でもこの映画との出会いで、
僕はそれを経験した。
そして、一緒に行った娘も号泣していた。
娘もその心情を大きく成長させたのだろう。
ただただ悲しいというよりも
切ない中にある温かいモノを
しっかりと理解していた。
児童文学の素晴らしさに
改めて気付かされた僕らは、
今年もたくさんの児童文学を
読みました。

他にも地域を盛り上げるようなJA青壮年部の活動や
テレビ出演、新聞や雑誌でコラムの執筆、
大学やセミナー等での講演もさせていただきました。
あと、ハウスも建て増し、規模も拡大しました。
新しいパートさんがとても素晴らしい方で
僕らの仕事の幅も広がりました。
インドネシアへのスタディツアーも計画しました。
そんなあわただしい1年だったので、
ブログの更新や読書量は減ってしまいましたが、
来年はもう少し改善したいと思います。
拙いブログに今年もお付き合いいただき
本当にありがとうございました。
では、良いお年をお迎えください。




関連記事
Comment
Trackback













管理者にだけ表示を許可する

Comment form

田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

詳しいプロフィールは、カテゴリの「プロフィール」から「ちょっと長いプロフィール」をお読みください。

メールは
taya.tアットマークnifty.com
です。
(アットマークを@に置き換えて送信ください)

プロフィール
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カレンダー(月別)
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ