幼なじみの大工がくる。
以前頼んでおいた研修施設の図面を持って。
今日はそれの打ち合わせだった。

作業小屋の一部改築と小屋の並びにある庭を1つつぶして、研修受け入れのスペースを作る予定。2階建てで、2階には研修生の居住空間になる10畳ほどの部屋とシャワールーム・トイレなどを作る。1階は近所のおばちゃんやうちの母が懇願している加工所を作る。そんな施設。

1階の加工所は直接僕は関わりは無い。2階はまさに僕の仕事。建物の打ち合わせはある程度済んで、図面はまた引きなおしてきてくれることになった。こちらがあまりにもあれこれと注文をつけたので、幼なじみの大工は苦笑い。それでも取れたてのブロッコリーとカリフラワーをあげたら、愛想良く帰っていった。

さて、研修。今晩の某国営放送の人気番組・クローズアップ現代でも取り上げられていたが、今外国人研修制度が問題になっている。研修とは名ばかりで、安い労働力確保のためにゆがめられた制度。僕の知り合いの農家数名も、外国人を研修生として雇っている。さらには、その中の農家の一人は、番組の中で指摘されていたような最低労働賃金よりも低い待遇で外国人を雇い、しかも残業代すらも出さず、労働監督所から指導を受けたこともある。

僕が今やろうとしているのも、外国人の研修生受け入れ。周りからは、それらの農家と同じように見られるのだろうか。インドネシアの人を受け入れよう、と思う反面、そもそも研修とは日常労働と生活とその中の技術の延長での研修で無ければならず、インドネシアの日常農作業と福井での日常農作業においてのあまりにも大きなギャップは、たかだか短い研修期間で埋め合わせられるのだろうか、という不安もある。それ以上に、そのギャップを通して、ただ単に農業近代化だけに焦点が当てられてしまうことになれば、そもそもやらない方がよい、とも思ってしまう。制度的な問題、そして個人的な関係においての農の問題。それらは考えれば考えるほど、やらない方がよいと思われるものばかり。だのに、動き出している。だのに、僕は止まらない。考えるよりも、動いてみようと今は思うから。
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田谷 徹

Author:田谷 徹
農民です。

青年海外協力隊として3年(農業指導)、大学院生(ボゴール農科大:農村社会学専攻)として2年、計5年インドネシアにいました。

あれこれ寄り道・みちくさしましたが、再び農民にもどりました。これからは日本でぼちぼちやる予定です。

生産と生活が渾然一体となった農の営みを実践する毎日を送っています。

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